鬼蔵巡りツアー(笑)<18日編>

3月18日(土)と19日(日)に開催される勝沼ワイナリーズクラブの「ウイークエンド蔵巡り」にプラスアルファということで甲州市とその近辺のワイナリーをチャリンコでガンガン回ってきました。
いつものように1st.マシン「赤い彗星号」のレガシィに、2nd.マシンのロードバイクを詰め込み勝沼の「ぶどうの丘」へGo!! 天気は上々です。この日は、フジッコワイナリーメルシャン勝沼ワイナリーダイヤモンド酒造を訪問。

フジッコさん>
ホームページtopにある参加費1000円の「ワイン蔵セミナー」申し込んだのですが、ラッキーな事に栽培醸造責任者の雨宮幸一氏と1対1でのプライベートセミナーで充実の極みでした。
 まずは、軽トラで試験栽培を行っている自社畑への案内から。メルロと甲州種の2つの畑を見学。メルロは'97年に植樹し'01年から実がつくようになったとのこと。甲州は実験的に垣根栽培を開始したばかりで、植樹したてホヤホヤの畑でした。また、商品化されてない試作品の試飲では、詳しくは説明できませんが「クリアーでブライト」なフジッコさんの信条を引き継ぎつつより進化した甲州種ワインを頂くことが出来ました。
今回は、日本ワインを熱心に扱っておられる平塚の某レストランにて雨宮氏自身が大阪の新興ワイナリー「仲村わいん工房」の2002ヴィンテージのメルロを実際に飲んで驚嘆した話を聞いていたので、率直な感想を伺った所、「気候的に山梨より不利な大阪でここまで美味しいものが出来ている事に素直に脱帽した。」そうです。
正直、生まれ故郷のワインを評価して頂いたことがホントに嬉しかった(涙)のと、同時に一杯のワインで人と人との繋がりが拡がる事に感慨深いものを感じました。
(余談ですが、雨宮幸一氏、直に接してこちらが恐縮になるぐらい本当に実直で、上記の件で分かるように他社の良いワインに対しては素直に評価する謙虚な方でした。この人の性格がフジッコさんのワインの特徴を体現していると同時に品質向上に多大な貢献をしているなぁと納得出来ました。)

<メルシャンさん>
話題の「甲州きいろ香」のゲットのため立ち寄り。
売店の向いにある有料試飲コーナーでは、飲んでみたかった「甲州グリドグリ」を試飲したのですが、3月4日にぶどうの丘で開催された「第27回勝沼ワインゼミナール」でお会いした社員の方がカウンターにおられて、お互いビックリ!思わずヨタ話で時間喰ってしまいました。
テイスティング用のINAOグラスも頂けることを考えると、この試飲コーナーは破格のサービスやと思いますヨ。)

<ダイヤモンドさん>
ブルゴーニュで修業された次期当主の雨宮吉男氏の案内で、とても面白いツアーでした。(立板に水のごとく、技術に関する話がスラスラと出てくるのには圧倒されました。いつもお世話になってる近所の日本ワインに造旨の深いワインショップの旦那さん曰く、「吉男さんの話は面白くてホント参考になるよ。」)
日本ワインを応援しておられるみ=ご様のWebサイトのダイヤモンドさんの項にもあるように、醸造技術を屈指して美味しいワインを造る事に肯定的なのがよーく分かりましたが、本当は原料そのもののポテンシャルがあれば、技術に頼らずに優れたワインを造りたいというのが本音だと、チラリとおっしゃってました。
まぁ、雨宮氏自身がどちらかというとアルコール度数の少し高目のガツンと来るのが好みというのもあり、積極的にワインに厚みを付けたいというのもあります。
(決してパ○カーの好きな濃厚ワインが雨宮氏の嗜好ではないので、皆様誤解無きよう。)
試飲出来たのが、白が「THE KOSHU」「甲州樽発酵」「菱山甲州」「デラドライ」、赤が「シャンテY・AますかっとベリーA」「シャンテY・AますかっとベリーA Plus」(いずれも2004ヴィンテージ)で後述の新作も飲む事が出来ました。印象に残ったのは、白桃の香りが特徴的な「THE KOSHU」と、果実味と樽熟成による厚みのバランスが優れている「シャンテY・AますかっとベリーA Plus」でした。
試飲の時は、雨宮氏がわざわざ数種のチーズとフランスパンを用意し、相性を試して下さいと参加者一同に振る舞った後、「実は甲州種ワインにはグリエール(スイスのハードチーズ。クリーミィで香ばしい甘味が特徴)が良く合うんですよ。」と。ダイヤモンドさんならではの決して押しつけがましくない無い絶妙な厚みのある甲州ワインだからこそ成せる食べ合わせに思わず納得させられてしまいました。
そして、真打ちの新作、自社農園100%カベルネ&メルロワイン(2004)がパンチのある優れた赤ワインで、まだノンラベルのを買って帰る人が結構いました。
(ボクは毛色の変った甲州が欲しかったので、「黄金の甲州2000」を買いました。あと、実験的に植えた継ぎ木したばかりのシラーを拝見する事が出来ました。雨宮氏の思い入れが結構ある品種だそうです。ちなみに、19日の帰りに自宅近くの成城石井に寄ってグリエールを買ったのは言うまでも無い。(笑))