『ワイン大国を夢見た男たち』を見ました

池田長発のエピソードはちょっと強引な持っていき方かなと言う面も垣間見えましたが、まぁまぁよく出来た番組でした。フランスの美しい風景に決して上山も引けは取らないと感じました。かの麻井宇介氏の著作ではありませんが、銘醸地に国境は無いと思います。
思わず、「タケダワイナリー」さんのワインが欲しくなってしまいます。
(最近、新作のお知らせが載った「ワイナリー通信」が届いただけに尚更です。)
それにしても、あの「豆畑メルロ」何時出るんやろう?
(追記)
現会長の武田重信氏(社長の岸平典子氏のお父様)が、アサンブラージュ(ブレンド)の比率を決めるシーンで「私は、美味いとか不味いとかしか、あと言葉知らないから。」と謙遜しておられましたが、この人は本質的に鋭い味覚を持っておられると思います。ソムリエが必要以上に言葉で語りますが、そんなものよりもっと「好き・嫌い」がまずは大事やと。みなさーん、ワインに対しては必要以上に構えなくてもいいんですヨ。ホンマに。
素人ではありますが、見る目がキビシイうちのオトン(大阪弁でのお父さんの意。ボクは「マスター・オブ・ワイン」と密かに私淑してて、そんなこと言うと「ワシはそんな大した事無い。」なんて怒られますが、、、。)もワインの事で議論ふっかけると「クドイ言葉より好き嫌いが大事や。」と一蹴されちゃいます。(苦笑)
それにしても、アサンブラージュの現場は化学の実験室そのものやなぁ。(笑) 研究職で化学やってるボクに取っては、仕事の現場を彷彿とさせられました。(笑) テイスティングという高尚なものよりも、ああいう泥臭い現場での下支えがワインの命を支えてるのだと痛感しました。