屋久島登山記(1日目)

で、本題の屋久宮之浦岳登山記です。
今回は実家が大阪ということもあり、JR西日本「九州往復割引きっぷ」を使う事にしました。
(飛行機はいろんな割引制度があるけれど、非常にややこしく制度によっては融通が利かない面もあるので、登山と直接関係ないことで頭を痛めるのは勘弁したかったからパスです。)
今回は、高校時代のワンゲル部同期数名で行く予定でしたが、あいにく直前になり次々とキャンセル。少々寂しいですが、気ままに一人旅というのもよしという事で気を取り直して出発です。
3月30日の寝台特急「なは」号に乗って熊本まで向かい、「リレーつばめ」と九州新幹線「つばめ」号で鹿児島中央に到着、そこから市電で港の近くまで行って高速艇「トッピー」に乗船して屋久島に上陸しました。この日は晴天で、それにしてもやっぱり南の島だけあって、自分が住んでる神奈川の5月頭ぐらいの暖かい日でした。
着いた港は、屋久島第二の町、安房(あんぼう)です。ここで、食糧の一部を買い出し。行動食にかかせないパン(ボクは山の行動食はパンが好きです。おにぎり、腹持ちが良くてエエけど、冬山は凍ってしまうし、甘いモノ好きなのでパンが好みです。甘いおにぎりなんてでけへんしなぁ〜。おはぎなんて持ち運ぶのにちょっと不便やし。)を買いました。
買ったのは、安房の二大パン屋「ヒロベーカリー」とコンビニエンスストア「しいば」のパン工房です。前者は華やかな感じのバラエティーに飛んだ菓子パンや軽食パンの豊富なお店。後者が地味で素朴な「地元のパン屋さん」といった雰囲気のトコロです。山に持って行くならボクのオススメは、ヒロさんなら「デニッシュブレッド(368円)」、しいばさんなら「丸太(420円)」です。どちらも値段に見合うだけの価値有り。密度の濃いパンなので腹持ちがイイです。(ボクはどっちも買っちゃいました。笑)
買い物の後は、時間が余ったので「しいば」さんの近くの牧野バス停でボーッと待っていたのですが、その時に件の高校生が現れてきたのです。そんな会話を交わし、しばし考えさせられていたのですが、いざバスが来たら頭は現実に戻っているのでした。
今日の宿は、平内という島南の集落にある、屋久島YHに泊ります。安房からは約40分バスに揺られて到着です。3棟もある結構大きなユースで設備もムチャクチャ綺麗です。そして、夜の食事は絶品で旬の「飛び魚の刺身」が特に美味しかったです。まぁ、名物焼酎「三岳」も頂きたかったけれど、翌日は早起きなので下山まで我慢。ということで島の初日は終了です。