讃岐うどん食べ歩る記(2日目)

谷川米穀店の行列

翌日は一転して曇り。時折雨もちらつきますが、車移動なので問題ナシです。それにしても、天気の巡り合わせが良かったです。
うどん屋巡りのため、朝8時に宿を出発。まずは、坂出市加茂町にある「がもう」さんへ向かいました。途中、道が分からなくなったので地元のガソリンスタンドに寄って行き先を教えてもらい、向かうとそこには田んぼの中に忽然とたたずむ店の姿と車が何台も止まっている駐車場に案内役のガードマン、「おおこれは!」とビックリです。しばし田園風景に見とれながらうどんをすすり、次は国分寺町の「ジャンボ」さんです。何となく「たんぱく質」モノが欲しかったので、肉うどんを注文。これで朝の部は終了です。
で、途中で道の駅香南楽湯にて休憩、本日のクライマックスである「谷川米穀店」さんへ、昨日走った国道438号を逆に南へ向かう(!)のでした。その山奥には昨日うどん屋があったとは到底気づきませんでしたが、11時半頃に到着するとすでに行列(!?)が出来ていたので一発で(笑)場所が分かりました。ここでお昼もうどんです。でも、店それぞれに個性があり、飽きないのです。だからうどん連チャンでも全然平気、しかもその店に行く過程がなかなかの珍道中モノ(ロケーション的なものや、うどん屋さんの独特のサービスの仕方などなど。)で面白い(というか、カルチャーショックもの)です。
さすがにこの後は、うどん一辺倒ではツマランので高松市郊外の塩ノ江温泉で一風呂浴びて休憩。温泉出た後は次第に空も明るくなり天気が快方に向かうのでした。そして、メンバー一同それぞれの都合から坂出に向いそこで解散する事に。その前に名残惜しむかのようにもう一軒うどん屋を訪れる事に。途中綾歌町にある「サヌキのピッピ」さんに寄りました。ここは、前日貞光でお別れしたメンバーの方のオススメですが、なかなかの絶品モノでした。終りも良かった所で一同ご満悦の雰囲気です。そして、坂出駅に一旦車を向け、そこでお別れする事に。素敵なメンバーと天気に恵まれた素晴らしい山行&うどん食い倒しツアーで皆さんとお別れは惜しかったけれど、またの機会にとお互い誓い合い、それそれ帰途につくのでした。
さて、私はレンタカー返却と予約していた高速バス便を往復割引で購入していたので高松に向かいました。しっかり別れ際には、高松市のオススメのうどん屋を聞いておいて、そこで晩飯にすることとしました。場所は古馬場町の「饂飩屋五右衛門」です。(類似の名前の店があるので要注意。ここもリンク先の寸評ではウマイらしいですが、、、。あと、行きたかった「讃岐屋」さんは残念ながら閉店になってました。)近くに丸亀町営駐車場があったのでそこに停めて18時の開店まで周辺をウロチョロして時間をつぶし、暖簾がかかったのを確認してそこで本日の〆とするのでした。
後は、レンタカー返却とオカンから頼まれたお土産を買いに駅へ向い、バスでの大阪への帰途に着くのでした。最後に、ワイナリー巡りと同様に各店の寸評を。
○がもう(坂出市加茂町
田んぼの中にたたずむ風情あるお店だが、先にも書いたように駐車場の車の数にビックリ。
ぶっかけの暖かい方を注文。どっちかというと大阪のうどん風で、柔らかめの麺に薄味のさっぱり風味のダシで、讃岐うどんフリークにはちょっと物足りない感があるが、味は悪くない。朝のウォーミングアップには良いかもしれません。
○ジャンボうどん豊(国分寺町
肉うどんを頼んだが、肉の汁が程よくダシに溶け出て美味であった。あとで、ぶっかけの冷やもチョコッと食べさしてもらったが、麺のコシが程よいにもかかわらずダシがしょっぱいのが残念。肉うどんでヨカッタかな。
○谷川米穀店(まんのう町琴南)
国道438号線沿いの山中にある何の変哲も無いお米屋さんが、11時から13時になると突然大繁盛の行列ができるうどん屋さんに変身。(場所が場所だけに余計に制覇欲を掻き立てられる。)
麺の「暖かい」「冷たい」のどっちかと盛りの大小を選んで受け取り、あとは狭い店内に腰掛け酢醤油かけて刻みネギに特製青とうがらしの佃煮を載せて混ぜれば出来上がり。シンプルな中にこの佃煮がアクセントとなり、また程よいコシでそのものも美味しい麺と相まって極上の讃岐うどんを味わえる。何処のサイトでも異口同音にオススメと書いていたのもうなづけます。
○サヌキのピッピ(綾歌町栗熊西)
国道32号から外れた所にある隠れた名店といった感じ。
冷やのぶっかけを注文。非常につややかな麺で、綺麗に光り輝いていたのにはビックリ。また、麺のコシも程よい強めで、ダシも薄過ぎず濃過ぎずという具合でなかなか美味しかったです。
○饂飩屋五右衛門(高松市古馬場町)
横濱カレーミュージアムにも出店するぐらい有名なカレーうどんが名物だそうですが、あえて本流の「おろしぶっかけ冷や」を注文。打ち立て茹で立てということもあり、評判通りのしっかりしたコシの麺を味わう事が出来ました。ダシは高松市の繁華街中に店を構えるだけあって今日の中でも一番洗練されてました。飲み会の後のラーメンならぬアフターうどんで訪れる客が多いそうです。
●参考リンク先
四国新聞社のサイト「讃岐うどん遍路
海老蟹研究所
Udon House