これぞ、日本の「ペティアン・ナチュール」だ!

「冬花火」ボトル

先日も少し触れましたが、会社で火曜締めの仕事がありそれに追われていたのですが、その仕事がうまいコト行ったので、一人でささやかながら5月28日奥野田葡萄酒さんから頂いた「冬花火」というミニボトルのワインを空けて祝ってました。ホントマジ美味しかったです!
それにしても、仕事ですが、とある企画を申請中で、その応募書類と資料を作成してテンヤワンヤだったのですが、無事審査が通りまして、晴れて企画発動となりました。(企画申請のお手伝いをして下さったS氏と会社の先輩には大感謝です!ありがとうございました。)
さて、このワイン、実は最近フランスのロワールの自然派がよく出している「ペティアン・ナチュール」の系統に属します。「ペティアン」とは完全なスパークリングでは無く微発泡とでも言いましょうか、若干泡の出るワインなのです。で、自然派なので「ナチュール」なんです。
「ペティアン・ナチュール」の場合、必要以上に手を加えないので酵母を生きたまま瓶詰めされるのですが、当然発酵が僅かながらも続くので瓶内で二次発酵が起り、その過程で炭酸ガスが発生して泡の素となります。
しかも、この炭酸ガスが瓶内を酸素欠乏状態に保ってくれるのでワインの酸化を防ぎ、亜硫酸を加えなくても済むという一石二鳥の効果があるのです。だから、ロワールのティエリー・ピュズラ達に代表される自然派は、素朴な葡萄の風味を生かすべくこのような形で出荷するコトが最近は多くなってます。実際に私も「ドメーヌ・ル・ブリソー(ピュズラ氏達の師匠であったクリスチャン・ショサール氏のドメーヌ)」のシュナン・ブラン100%の『ペティ・ナット』(まんま直球の名前やん)を頂いたのですが、シュナン・ブラン独特の熟した甘いリンゴの風味が満載でスッと身体にしみ込む美味しいペティアン・ナチュールでした。
当然、この「冬花火」も甲州ぶどうの搾りたての果汁の風味がそのまま残っているかのようなまさに「フレッシュ・フルーティー」の極みです。そして、少しおいて泡が抜け、空気に触れた状態で置いとくと自然派ワインによくある「還元臭(このワインはそれほど感じませんでした)」も取れてまろやかな味になり、二度美味しく味わえます。
奥野田さんはなんとこれも山梨・長野の県内限定のセブンイレブン販売商品の続編で、'05と'06の冬(だから「冬花火」なのです。)の限定商品として売り出していたとのことで、コレもすでに終売となったものなのです。(後日、電話でお聞きしましたところ、次期商品も開発中とのことです。)
こんな美味しい、しかも地のぶどうの「ペティアン・ナチュール」を味わえるなんて山梨・長野県内の方々は幸せモノですよ!羨ましいです。
で、仕事の件ですが、またオイオイ種明かしして行きます。(「日本ワイン」のカテゴリーに入ってるのが味噌、、、。おっ、これ以上は口が裂けてでも言えません。)
ではでは。