対豪州戦雑感(その2)

『なぜ、あの時間に大黒を、、、』
ボクは率直に思いました。チームをどう采配し、マネージメントするか? その手腕の限界が、この瞬間に凝縮して露呈してたと言う他ありません。
件のワインバーで観戦したのですが、完膚までに叩きのめされたその無残な姿にお客さんが皆凍りついてました。そりゃそうですよね。
散々言っていた上位マネージメントの重要性をこれほどまでに疎かにしていたのは、直接的には監督の責任ですが、選んだのはJFAなんで、最終的にはJFAが何らかの落とし前をつけてもらわんとアカンと思います。決して選手が悪い訳ではない!よく戦っていましたヨ。

「これが4年間の成果か……」
 この試合を見た大半の人々は、こう感じたことだろう。時間だけではない、その間に数十億という予算と60試合以上のテストマッチを費やして、その結果がワールドカップ(W杯)初戦で1−3――それも相手はブラジルでもイングランドでもドイツでもない。今回32年ぶりに2度目の本大会出場を果たし、次回のW杯地区予選からアジアに編入されるオーストラリアに対して、である。
 一方のオーストラリアは、1年にも満たない期間で、しかも日本より潤沢ではない予算で、これだけの強化に成功したのである。これはどう考えても監督の差であり、「チームマネジメントの差」であるといわざるを得ない。
 (スポーツナビ、『宇都宮徹壱の日々是世界杯(6月12日の日記)』より)

ホント、誰かさん達には正座して読んで欲しい文章です。
いずれは、宇都宮徹壱氏がこの日記の最後の方で記しているように、何らかの形で検証を行わない限り『日本のサッカー』の発展は望めません。選手達はとりあえずW杯そのものに専念して頑張って欲しい。そして、我々サポーターは、嘆き・浮かれるだけでなく真剣に応援し、何がいけなかったのかを注意深く見守りながら今回のW杯を見つめて行く事が大切なんやないのかなと考えております。