きっと落とし所を捜しているのでしょう。

巷では日本代表後任監督候補人事が何かかんだと騒いでおりますが、そう簡単に結論は出ませんよ。
 オシムジャパン結論出ず3者会談実施
(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
ジェフサポーターは気が気で無いでしょうが、ココはじっと経過を見守る他はありません。ただ、先日も言ってるように協会そのものや代表を取り巻く環境が変らない限り、本当の「リスタート」は切れないのですから、そこを協会は本質的に見つめ直して欲しいと思いますし、ホントに筋の通ってないことをすれば、ジェフサポや代表サポだけでなくJリーグや各チームのサポを全て敵に回すことになりますから、それなりの覚悟をしておくべきでしょう。老婆心ながらそれだけは言いたい。
いみじくも上記の記事に記された会見の模様でオシム氏は次のような言葉を残しておられます。

−「W杯での日本の戦いについて」と質問を受けて
『誰も批判するつもりはないが、メディアが誇張して報道していたのでは。日本に実力がある、オーストラリア、クロアチアにはあまりない、と言われていたが、正しい方向に進んでいれば結果は変わっていたのかも。日本は経済大国と言われているが、経済大国がサッカーも強いと思ってはいけない。どの国も実力が伯仲していて、ここには勝てるというのはない。4年前はホームだったが、今回も同じような結果を出せるとは限らなかった。』

経済大国となった日本、それは「大人としての国の立ち居振る舞い」を当然求められます。格差が生じたと言われてますが、他の国よりもまだまだ恵まれた環境です。そんな訳で、『サル真似』『一貫性の無さ』『丸投げ』で、いつまでたっても子供のままの振る舞いでは困り者以外の何物でもありません。成熟した社会になりつつあるのですから、もう一段上のステップで思考を張り巡らし、経済だけでなく、文化やスポーツ面でも発展してバランスを保ちつつ、そこで豊かな人間性を醸成する事(欧州なんか決して経済大国ばかりではありませんが、人間性の面では1枚も2枚も上手です。勿論、欧州も全てにおいて正しく物事が進んでいる訳では有りませんが、、、。)が、今求められているのではないのでしょうか?
内戦を経験した国の出身であるオシム氏のこの言葉に、重みを感じずにはいられません。それは、サッカー界だけでなく日本全体に突き付けられた『宿題』以外の何物でも無いと思います。