オシムA代表監督&反町U-21代表監督就任会見を読んで

スポーツナビ」の上記記事を見て、自身の6月30日の記事7月3日の記事が、フラッシュバックして思い出されます。

―まず最初の挨拶
オシム監督「代表を車に例えてみると、全員が車を後押ししなければならないと思う。今の日本の状況を見ると、一時的に車が止まっている気がする。だから、全員で押さなければならない。
 奇妙に聞こえるかもしれないが、私は最初に日本代表チームを“日本化”させることを試みる。組織的で具体的なよりよい方法で、日本選手が本来持っている力を最大限に引き出すことが必要だ。
 これは、初心に帰って、日本らしいサッカーをしようということ。」

のっけからですが、サッカーだけではない、日本ワインも然り、経済や社会全般に至り全てに置いて考えさせられる発言です。マスコミがW杯中に取ったような「希望的観測」で持ち上げたり、逆にその反動で「変に悲観的に捉える」のでは無く、一人一人が原点に返って建設的な物の見方を取るべきなのではないのでしょうか。

トルシエ監督が退任してからの4年間、日本はW杯で結果が残せていませんが、オシム監督は2010年でよい成績を残せるように、具体的にどんなプランを考えていますか?という質問に対し
オシム監督「ここで申し上げたいことがある。日本は経済的にも政治的にも、非常に進んだ先進国である。しかし、いろいろな分野で日本が世界でトップの国だからといって、サッカーも同様であると結論付けるべきではない。日本は先進国だが、すべての分野でトップというわけではない。(W杯で)どういう成績になるかは自分自身の仕事にもよるが、それ以上に選手のプレーにかかっている部分が大きい。
 サッカーは今後もいっそうスピーディーなスポーツになるということ、そしてさらに発達するスポーツである。常に進化するサッカーに、こちらも追い付かなければならない。これは、皆さんもよくご存じのことなので、いまさら繰り返す必要はないとは思うが。」

そして、繰り返すようですが、6月30日で触れたように重い『宿題』であることを改めて啓示してます。ココはやっぱり全ての人々にそれだけ重要なコトなのだというのを認識して欲しいです。「サッカー」という言葉を色々な事象を表す名詞に、「スピーディーな」を別の形容詞に、「スポーツ」を先の事象を包括する分野を表す名詞に部分部分をそれぞれ置き換えると、他の事柄にもピタリと当てはまるのではと感じさせずにはおれません。(というか、お恥ずかしい話ですが「経済的にも政治的にも」まだまだ稚拙な所も多いです。トホホ、、、。)
それから、最後にコノ人の事には触れない訳にはいけません。もう一度繰り返します。

「技術的なことに関しては、私は今後、あまりコメントをするつもりはありません。日本サッカー協会の技術委員会が8月中に、取り組むべき問題を分析して、報告を受けて、私が再認識する形になります。敗戦に対する私なりの感想はありますが、ここで触れることはやめた方がいいと思っています。」

正に責任回避といえるこんなコメントを出す一方でチョッカイだけは出したがる川淵さん、アンタ本当に引退しなさい!!