朝日連峰登山無事終了

鳥原小屋に宿泊した我々ですが、ご褒美が待ってました。
雲海からのご来光です。そして、日が昇り出発直前にはナント晴天に。鳥原山にカメラを持って登ると主稜線は雲が大分取れ、主峰の大朝日岳を望む事が出来ました。この鳥原山は大朝日を眺めるには絶好の展望台で、よく写真に出てますが、まさにその風景の中にいた我々は「登山の歓び」を噛みしめる事が出来た貴重な瞬間でした。
取って返し、小屋番の方にお礼を述べて後は鉱泉へ下山です。途中、鳥原小屋の目の前から流れ出る金山沢を渡り、心地よい風が吹く中稜線を歩きます。山一帯は美しいブナ林で、木漏れ日に照らされたブナの葉は綺麗な緑色に輝いてました。普通の植林と違い、ブナ林は「生命の息吹」を感じる事が出来るので歩いていて心地よいです。
やがて稜線から離れ、後はもと来た朝日鉱泉へ下るのみ。中ツル尾根への道と合流し、前日歩いた道を逆方向に下ると、出発点の朝日鉱泉ナチュラリストの家と吊橋が見えました。道沿いの沢は、昨日のように濁流にこそはなってませんでしたが相変わらず水量は多いです。下山した頃には、もう大朝日岳は雲の中。下界が少し晴れていて山は相変わらず不安定な天候のようです。
駐車した所に戻って仕度をし、後は帰路にて寒河江に立ち寄って温泉と蕎麦を堪能した後、駅で会のメンバーと別れ、再び一人旅に赴くのでした。
(行程)
鳥原小屋(7:30)→金山沢(8:10〜20)→朝日鉱泉(9:50)