秋田駒ヶ岳登山(かな?)(1日目)

秋田と岩手の県境にそびえる秋田駒ヶ岳。西に田沢湖、北に八幡平、北西に岩手山と有名な観光地や山々に囲まれその佇まいはおとなし目ですが、山麓には田沢湖高原温泉や乳頭温泉郷と名湯の元となる火山であり、地味ですが渋い存在感を示してます。
今回は、秋田駒ヶ岳から乳頭山・大白森とぐるりと周り、最後に乳頭温泉郷に下山の予定でしたが、前日の日記の通り、台風崩れの低気圧が太平洋側をノロノロ行く始末です。前の日の晩、果たしてどうなるやらと気にしながら寝ると、、、
寝坊してしまいました。(泣)
あーだこーだと騒いでもしゃあないので、とりあえず急いで身支度をし、何とか始発の次の列車に乗る事が出来ました。(ホッ)
集合の品川駅で降り、そこで車に小生含め4人乗車。キリの良い人数で一路首都高・川口JCT経由で東北道へ走ります。同行メンバーにはおわびのしっ放しで恐縮の極みでしたが、「それほど遅れてないから」と皆様の気遣いで気を取り直す事が出来ました。m(_ _)m
しかしここからが問題だったのです。関東は既に天候が回復しつつありましたが、携帯で天気予報のレーダーアメダスを見ると東北一面は雨。(またもや泣) とりあえずイケルだけ行こうと思いきや、天候不良の為、福島飯坂IC〜白石ICが通行止め。お陰で福島飯坂からの国道4号線は大渋滞。しかも、火に油を注ぐかの如く、前記の通行止め解除後に白石IC〜仙台南ICが今度は事故で通行止め。『泣きっ面に蜂』とはこのことです。
やれやれと思いつつ、途中で昼食に寄った蕎麦屋さんですが、思わぬ沢山の来客で店はてんてこ舞い。食事が済んで出発が15時近く。予定していた秋田駒の八合目避難小屋には当然辿り着けないので、「観光モード」に切り替え。盛岡の手前には米沢牛と並んで誉れ高い『前沢牛』のある奥州市前沢へ向かう事に、そこの旅館を探して電話し偶然素泊まり出来る「佐藤屋旅館」さんにお世話になる事に。
当然、到着してからのお目当てはお肉の食べれる店。同行メンバーの方が調べ済み(さすがです!)の『前沢牛・オガタ』の直営店『味心』へ行く事に。そこで特製石焼焼肉(なんと関西の石材屋に特注でお願いした石の板をあらかじめ暖めておいた後、カセットコンロに載せて食べる。その石材屋さんは店のトップシークレットだそうです。) 保温力抜群なのでカセットコンロでも十分な焼き上がりなのです。スゴイ! この優れた石板のお陰で余分な油を吸い取ってくれるので、ただでさえ美味しいのに旨味だけが凝縮されしかもへンに堅く焼けない焼肉が食べられます。(所謂「遠赤外線効果」ってやつですな。) 特製スパイスも含め、存分に『食』をリーズナブルな値段で堪能出来たのは、行程でシンドイ思いした心を洗ってくれました。
夜はゆっくり旅館でお休みです。明日からの好天を祈りつつ、、、。(旅館のおかみさんも素敵で親切な方でした。お陰様で助かりました。厚く御礼申し上げます。)