やはり逡巡してるのかぁ〜。

甲州種のワインについて、整理して収斂させるべき時期に来ているかつて小生は提言しましたが、まだ焦点が定まってないのでしょうか?
『デュブ甲州』で有名な甲州ワインプロジェクトの2006ミレジムが出ましたが、本格甲州種辛口ワイン一本やりで行くのかと思いきや3種にラインナップを増やしました。
これでは、上記のボクの提言に書いた通り、「じゃあ、どれが本当にイチ押しなの???」とはてなマークがついてしまうのです。それに、甲州とは直接関係無い龍眼種のワインを持ち出して来て1種プラスアルファしてるのを見ると尚更です。
「世界に通じる本格甲州種辛口ワイン」というキャッチフレーズなら一本筋通して欲しいなと思うのはボクだけでしょうか? 一本筋通しているこの人やこの独国のワインは天晴と感じます。
●関連資料
3年目の甲州プロジェクトが拡大へ
「ワインのろ過は必須」……デュブルデュー教授
(いずれも、「ドリンク&ワイン/グルメニュース : YOMIURI ONLINE」より)
関連記事の2本目は本題から外れますが、それは一面しか見てないような気がする。濾過が必須のように言うのはどうでしょうか?(だから、sushiワインになったんでしょうね。)
(追記)
それと、関連記事の1本目を読むと詳しく書いてある『Koshu Makioka(牧丘)』ですが、MLF(マロラクティック発酵、熟成の過程で乳酸菌により爽快な酸味のリンゴ酸から円やかな乳酸へと分解させる。)を施しわざわざ減酸したのを一部アッサンブラージュしてる意図が不明瞭なのです。
もしも、樽無し&シュール・リー無しとし、牧丘の甲州ブドウの果実味を最大限に表現するのなら、そういう小細工は無用だと思います。