時代が変わればこそ企業(ワイナリー)の有り様も変革へ

前置きはさて置き、高度経済成長期やバブルが終わっても結局は余り変わってない日本の経済の中身。そろそろ企業がもたらす社会的存在価値が見直されてもエエんちゃうの?と感じずにはおられません。とはいえ、そう突っ込むと、なんだかんだといって「営利」を追求せなやっていけるかー!と言われそうです。(そりゃそうですよね。BRICsが血眼上げて儲けに走ってるのに指加えて眺めてる訳にはイカンと思うのも人情。苦笑 リンク先はWikipedia
しかし、もはや一人勝ちの企業も何時ひっくり返されるか分からない世の中。(盤石なMicrosoftも突き上げ喰らってる一方で、沈没寸前だったAppleintel使ったマシンになって音楽や映像エンターテインメントやなんかと上手い事組んでます。)単なる儲け追求では無く、かつて小生も触れたように「三方一両得」 な関係を築ける存在であれば、どんな世の中であっても何とか喰らい付いて行けるのではないのでしょうか。
そう考えると、ワイナリーというのは一つの試金石と捉えても良いのでは?と思います。単に農産物を産み出すのでは無く、二次加工して付加価値をつけ人々の食卓を楽しく演出する存在へと変身させる。その過程で地域等に貢献するetc.・・・。といった副次的な効果に繋がるでしょう。それは、シャカリキになって外国の真似とかやたら規模をデカくするのではなく、媚びへつらわず自分なりのスタンスで「遊び」も持った取り組みならでは出来ると思うのです。
最近、山梨に新しいワイナリーが二軒誕生しました。
新ワイナリーが誕生、5銘柄発売 山梨・四恩醸造(「山梨日日新聞」Web版より)
東電OBら、ブドウ生産から一貫したワインの製造・販売を開始(「NIKKEI NET:地域経済ニュース」より)
かつて小生が訪れたココ・ファームさん(2006年8月3日訪問)は福祉事業との両立を掲げたワイナリーの先駆けといえるでしょうし、かの北海道ワインさん(2007年8月2日訪問)は道の「産消協働」に取り組んでますし、私の産まれ故郷のカタシモさんでは昔から大切にしてきた地域との連携を現代なりに模索(「Maruk-食シーンが活きる素材-」より)していたりします。そういった所で求められるのは、慈善事業だけでもなく営利追求だけでもない個性を持った「経営者」としての顔です。
そういう想いに一寸でも馳せながら、丹精込めて造られたお酒を楽しむのも一考かと、、、。
●関連資料
和風だしに合う甲州ワイン(「ドリンク&ワイン : YOMIURI ONLINE」の「ほろ酔ひ流」より)
向き合って|ゆうゆうLife・高野英一さん(上編)(下編)(「Sankei WEB」より)