久々にメディアに登場

偶然、前日(18日)夜のNHKのニュースで取り上げられてるのを観ました、このワイン
NHKオンライン(http://www.nhk.or.jp/)NHKニュース【地域】のコーナー(http://www3.nhk.or.jp/news/2008/01/19/d20080118000191.html)」でも掲載されましたね。記事の内容は、下記の通り。

●「甲州ワイン」初めてEUへ
ヨーロッパに初めて輸出されるのは、山梨県甲州市のワイン醸造会社が特産のぶどう「甲州」で造った白ワインです。日本にはこれまでEUが認めたワインの検査機関がありませんでしたが、去年11月、独立行政法人酒類総合研究所がEUから初めて検査機関に認められ、基準を満たしていれば一度に100リットルを超える本格的な輸出ができるようになりました。これを受けて甲州ワインを扱う東京の販売会社が検査を申請し、ワインの醸造方法や添加物などを調べた結果、EUの基準を満たしていることが確認されたということです。販売会社ではEU向けにワインのラベルをはり替え、今月中にも480本を最初の輸出先となるイギリスに向けて出荷することにしています。販売会社のアーネスト・シンガー社長は「EUの国々では日本食ブームが広がるなか、和食に合うワインには大きな可能性がある」と話しています。また、このワインの醸造会社の三澤茂計社長は「国内市場には限界があり、業界として輸出に取り組んできたい」と話しています。
(「NHKオンライン」より引用。)

それから、山梨日日新聞のWebサイトにも。
県産甲州ワイン 欧州へ本格進出 - EU認定 今月中にも英国に480本
外国市場での甲州ワインの可能性は、2007年11月14日の記事にて小生の考察が有ります。参考として見て頂ければ幸いです。
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いずれも小生ブログです。私なりの考えです。
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こう見返してみると、随分書いてたんですね。過去の自分の記事を見るのも、参考になりかつ己を振り返る事が出来、結果今後の為にもなります。
(追記)
日本酒でも、外国では吟醸酒が持て囃されているが、それは日本酒を一面だけしか見ていないような気がします。本来は、「米の旨味」がそこはかとなく含まれる純米酒の良さを知った上で吟醸酒を嗜んで欲しいと思います。(詳しくは、Wikipediaの「日本酒の歴史」に解説が載っています。とても参考になります。)
このワインに関しても、そういう点から考えさせられる物があります。それと、上記2007年11月14日の記事の中で記した

「日本で成功しているかどうかの実績がよく分からないのに、アメリカで通用するかどうか評価のしようが無い。」

という言葉を踏まえると、どうも、

「日本で甲州ワインのスタイルが確立されてないのに、外国市場・特に欧州で本当に通用するかどうか評価のしようが無い。」

と言う言葉に当てはまるとしか思えないのです。(苦笑)本当の意味で『日本のワイン』を認知してもらうためにも、造り手さんは『コンセンサスが得られていない状況』をよく自覚して欲しいというのが正直な感想です。
(追記:2008.2.22)
独立行政法人酒類総合研究所Webページでは、
EU向け輸出ワインの証明・分析について
の案内が掲載されています。