最近の話題からちょっと考えてみました

<その1>
環境問題を意識したワイン造りということで、
ボルドーワイン委員会、温室効果ガス削減の研究へ
(「ドリンク&ワイン : YOMIURI ONLINE」より)
という試みが為されるそうですが、そもそも農業自体が「環境」を意識せずともその恵みを生かしている訳で、そこの所に科学的なメスが入れられてなかったのが不思議やと思います。それより、自然の恩恵をこうむることで経営が成り立つ産業ですから、資源の無駄遣いを防ぐという観点で重要かと。記事中に新世界のワイン産国が既に取り組んでいると触れられてますが、こういう科学からのアプローチは新興国の方が機敏です。
ただ、それを全面に押し出したのをウリにするのは、「環境問題(←小生は「エコ」とか「ロハス」なんてエエかっこしいな言い方も含め余り好きではないフレーズですが、、、)」を餌にビジネスやってると見られかねないので、注意深くする必要があるでしょう。肝心なのは、中身のワインそのものですから。
<その2>
消費が伸び悩むフランスを尻目に、
ドイツ、1人当たりのワイン消費が増加
(いずれも、「ドリンク&ワイン : YOMIURI ONLINE」より)
しているそうですが、中身を詳細に分析して見るのも面白いかもしれません。
どういったワイン(白/赤/泡物とか)の消費が伸びているか減っているかとか、お国柄からの傾向が分かることも重要なデーターになるでしょう。こういうの、日本の業界の人たちはちゃんと分析してると思いたいのですが、、、???