『本質』に近づくことは難しいけれど、、、。

最近、ワインセラーで有名なフォレスター社のワイン情報サイト「WINE21」で、ちょっとした記事があったので、小生なりに読んで見ました。
<その1>
バラ色の広告は3万ユーロの罰金(2008年1月29日に掲載)
ワインの広告は結構イメージ戦略で責めることが多い。「雰囲気で」飲む物という相場が決まってますからねぇ〜。(最近その相場も「高い」のが困りもの、、、。苦笑)
<その2>
ワインのおいしさは、値段で決まる?(2008年1月27日に掲載)
「値段で飲む物では無い!」と建前言うても、人間ってそう言うのが本音。抜粋した本文(↓)にあるように、

ワインライターのヒュー・ジョンソン氏によれば、これは「実際の品質に違いがなくても、人々がブランドのマークが付いた商品を、より優れているように感じるのと同じ」だとか。つまり、人は高い金額が裏付ける名声に、喜びを感じているそうなのだ。商品の本質とは関係のない要因で、人々の商品に対する印象が操られてしまうとは興味深いが……。 
一方で、この調査の問題点を指摘する意見もある。
先に行われた調査の被験者は、ワインの価格を知らされたのみ。自ら支払いをしたわけではない。ワインの支払いを自分でしなければいけない場合も、同じように喜びが感じられるのかどうかは別途検証が必要のようだ。 

お金にコロッとひっくり返されるもんです。(「この調査の問題点を指摘する意見もある。」も忘れてはいけません。)
さて、両方の記事見て感じるのは、肝心なのは「中身」のワインなのですが、人は本質とは違う所に追々目が行きがちと言うこと。物事何でも『本質』に近づこうとすると、「勉強せなアカン」とか「難しい」とか「ツマラン話になる」とか。でも、『本質』とは余計なノイズを一切廃した所に有るからこそ、そこに近づくのは確かにシンドくなります。(小生が「ワイナリーの現場」を訪れるのは、何かを介するより自身の目で「ちゃんと見たい」と言うのがあります。ワイナリー巡りに限った話だけではないボクの性分なんでしょう。)
でもでもその前に、まずは「口にして飲んでナンボ」。まずは、そうやってシンプルに考えればいいんですよ。そして、楽しく頂く事も忘れずに!