やはり「本当の」苦汁を舐めた分認識が違う

原料を幾分か外国に依存している国産のワインと、日本の専用原料米に依存している清酒では当たり前と言ってはなんですが、「原料」に対する意識と抱く危機感が異なります。
清酒の確たる位置づけを 平成20年度事業計画案(2008年2月26日付記事)
国産ワインは明るい展望 日本ワイナリー協会岡部理事長記者会見(2008年1月23日付記事)
(いずれも、「醸界タイムスWeb版」より)
日本酒造組合日本ワイナリー協会、同じ業界団体ですがそれぞれ立場や経緯は違えども、いわゆる「造り手」の業界団体ということでは同じという風に捉えています。(対外的に見たら、普通はそう見るでしょう。)しかし、清酒では、かつて舐めた苦汁はいまでも引きずってますが、それでもこのように力強くしたたかに生き残っています。(リンク先は小生2007年8月19日付記事)
本当でしたら、お酒の管轄が国税庁(というか財務省)では無く、農林水産省なのが筋だと思いますが、そもそも産業を第1次・第2次・第3次と分けること自体が妙な話で一括りにして考えた方が望ましいかと小生は考えています。(かつてはそれで良かったのかもしれませんが、今の時代では、農林水産省経済産業省と分けてること自体がよくよく考えればオカシイ(決して、「けったいな」では無い。苦笑)話ではないの?)
そして、縦割りでは無く、有る程度まとめて機動力ある組織にして国がサポートと言う形(バックアップとか後押しと言う感じ。決して前面に出るような統制的なものでは無い。)で政策を進めれば、今ごろ「消費者庁」なんて付け焼き刃的なモノ造る必要はあらへん、とつくづく思いますわ。
○関連記事
管理される事より自分で動けないと。(小生2008年2月24日記事)