一所で営む農業も、流動性の有るIT産業でも、根っこの基本は同じだと思う。

年ごと、隔年、永年作物(「桃栗三年・柿八年」のことわざで分かるように果樹は一度植えてからはホイホイと切り替えるわけには行きません。)と色々な種類の農産業に畜産・水産業、様々なニーズに応える製造業、情報の移り変わりに機敏に対応するIT(情報)産業といずれも「生業」ですが、その有り様はホント業態によって異なります。しかし、根っこに共通するものがあるのでは?と小生は考えています。
最近よく紹介しています、池田信夫氏の「池田信夫 blog」での
知識デザイン企業(2008年3月6日付)
というエントリーでは、IT産業だけの話では無い、どの生業にも共通する「正論」が書かれていると感じております。(本題からそれますが、文中に有るように前日のに対し『アップル・ファンからたくさん批判が来たが、多くの人がしゃれだとわかってくれたようだ。』と有るように大人げ無いですねぇ〜。(苦笑) あ、ボクもアップルファンですよ。(笑) )
そこが、この一節から読み取って欲しい事です。

「まぐれ」は誰にでもあるが、それを「当たり」として実現するには大変な才能と努力が必要だ。ジョブズの成功は、単なる偶然ではない。

と書かれていますが、その裏には言い換えれば『不成立(外れ)も深い覚悟が必要な』ことも含まれているのでは無いのでしょうか?
前後の人的資本やモティベーション、仮説に対するアプローチ(『覚悟が必要』だけど、それを抱え込みすぎてもいけない。)、経営者の話も重要ですが、読み込むと面白い。ただ上っ面だけ眺めているだけや重箱の隅をつつく様なことではもったいない、そして人それぞれが自分なりに咀嚼してこの記事を読んでみるのも一考かと思います。
あと、toronei氏が「昨日の風はどんなのだっけ?」中で「mixiの規約変更問題」を取り上げてますこのエントリー
一夜明けたら状況が二転三転して一変してました(2008年3月5日付)
を読んで(エントリー中のリンク先記事も含めて見てから)感じるのが、認識だけでは無く『覚悟も足りなかった』という一言に尽きると思います。