今回は、小布施ワイナリーさんの
『Domaine Sogga Pinot Noir 2e cru（2005）』
ヴィノロック栓を採用している日本で唯一のワイナリーさんは小布施さんですが、ブショネに最も気を使うのがやはり繊細なピノ・ノワール。だからこそ、このワインでは敢えてこのクロージャー（栓）を採用したのでしょう。
この年（2005年）は雹害に見舞われたこともありパワーでは劣りますが、造り込みがとても丁寧です。艶やかですがよーく見ると深みがかったルビー色で、可憐なチェリーとラズベリーの薫りに紅茶の趣きがかった風味がします。深遠さを持ちつつ押し一辺倒で無いタンニンと、膨らみのある余韻が好印象。単に可愛らしくチャーミングなだけでは無く、奥ゆかしい筋の通ったワインです。
一級物との比較は厳しいかもしれませんが、ACブルランクを頂くよりはコチラ頂きたいです。（今回お世話になりました某店様には厚く御礼申し上げます。）
