答えは「グラスの中」では無い、きっと「ブドウの樹」にある、、、。

食べ物は、身体そのものの糧となるだけでなく五感に訴えかけ『人の心』を揺さぶるものでもあります。目の前で育って行くブドウに手を掛け、その先へ行き渡る人々のことを想うと、いろんなことが頭をよぎり、自問自答を繰り返すことしきりでした。
ワインがブドウから出来るのは周知の事実ですが、始めにブドウがあってこそワインが造れるのであって、そうして人々の口に運ばれ心の潤いとなって行くのです。そう考えると、よくセンチメンタルに語られる『グラスの中の真実』では無く、グラスの中だけでは無い外にある自然の論理や法則といった『もっと大きな真実』がより一層大事なのでは?と痛感します。
その『真実』とは何か? その答えには永遠に到達出来ないかもしれないけれど、少なくとも少しづつ見る目が変わることで今まで見えなかったことが見え、片鱗だけでも垣間見ることが出来るかもしれません。


今回の土日はとあるブドウ園へお手伝いに伺い、貴重な場を提供しいろいろと実践をさせて下さったことに対し改めて感謝の意を表します。有り難うございました。