精神が崇高ならば生産性が低くてもよいのか?

巷で話題になっているこのBlogの記事ですが、

『ウォールストリートで20年、生き残ってきたノウハウを開示』

の割には、言うてる内容がお寒いです。
「正直さ」さえ危ういのに性善説でいるようでは、昔の戦争で「竹槍でも勝てる」に通じる精神性のみに頼る所に通じるものがあります。
今の日本で求められるのは、全ての業種において生産性を上げる(これも、単に「合理化する」と短絡するのでは無く、合理的にする箇所に手を付けそれにより出来た余裕で人間の手を掛けるべき所に注力するという意味です。)ことで無駄な時間を労働に費やすことなく物余りする程大量に作らず、余計な消費をせず真っ当な対価を支払うといったごくごく当たり前のことだと思いますが、、、。
(追記)
ホンダ、ついに「あの」クラブ入り〜福井社長は「メリットない」とばっさり
日経ビジネス・「NB online」より)
2ページ目のこの一文

では、次世代技術の開発では提携のメリットはあるのか。誤解があるようですが、燃料電池車など技術開発にかかる投資というのは、皆さんが考えているほど莫大なものじゃない。自動車メーカーにとっていちばんお金がかかっているのは新車の開発なんです。

を読んで貰えば分かるように、それほど代わり映えしない新製品にコスト費やして消費を煽ることより、中身や来るべき時代に向けての技術に磨きをかけた方が良いと思うのは小生だけでしょうか?