ブドウ畑へまた作業しに行って来ました。

海の日含めた三連休は、このBlogでも再三取り上げているゴブレットの畑をメインにお仕事をしてきました。前回に引き続き7月はこれで2回目です。梅雨が明けたのは嬉しいことですが、連日の作業ですから、熱中症になっては元も子もありません。猛暑を避けるために昼間は作業せず、朝6時から10時までと夕方の15時から18時に集中して行います。周囲の農家さんも殆どが日中の作業を避け、同様に早朝と夕方に作業をしてました。


まずは草刈り。雑草は、ベト病*1という果菜類がよく罹患するカビ類の住み処である地面と間接的に接触し拡散する元になります。おまけに地面近くの風通しも悪くなり、ますます病気に罹るリスクが増えます。株に向かって生えてくる雑草の葉が少しでも触れないよう、きれいに刈り上げないといけません。こうしてなるべく病気の元を絶ってリスクを減らします。

とはいえ、ブドウの実の中には、この様にベトが感染した粒があります。こういう実の粒抜きもしなくてはなりません。現実は厳しいです。
(聴くところによると今年の梅雨時は、ベトの菌が繁殖しやすい気候条件だった模様です。)

葉に感染して菌が繁殖するとこの様に茶色くなります。(ひどくなったものは茶色く枯れてしまう。)草刈りと粒抜きを施し、後は防除と感染拡大を防ぐために薬剤散布を行いました。(もちろん小生は散布の補助が担当で、実際は農家さんが薬剤の調合と散布を行います。)

*1:ブドウが感染する4大カビ病(他は、灰色カビ病・ウドンコ病・晩腐病)の一つ。湿度が高い梅雨や秋雨の時期によく発生する。暑さに弱い菌なので真夏には繁殖が一時止まる。