長い時間かけてようやく富良野にたどり着くことが出来ました。広々とした北海道の原風景が残されており、町の東側には十勝連峰がそびえ立っています。
町営のワイナリーであるふらのワイン(富良野市ぶどう果樹研究所)さんは1972年に設立。道内のワイナリーでは十勝ワインさんに次ぐ古参の部類で、市街すぐ北側の清水山に醸造所とワインハウス(直営レストラン)を構えています。
ワイナリーでは常設の見学コースが整備されてますので、ワイナリー見学に慣れていない人でも気兼ねなく訪れることが出来ます。順路通りに行けば各所に解説板が立てられてますので、いたって簡単。今回は小生もお気楽見学コースで伺いました。
それでは訪問記、此方(↓)をクリック!
まず最初に訪れたのがワインハウス、直営のレストランです。現在販売中のワインが、ボトルで全て提供されています。(一部はハーフでも提供)流石にボトルまで、、、という方にはグラスワイン(赤・白)もありますのでご安心を。夏休みということもあり、平日にもかかわらずお昼時は満員でした。
ワインハウス内では、売店も並設されてます。地元の土産物も併せて販売されています。勿論、ワインも全ラインナップ揃えてます。
で、腹ごしらえが完了後はいよいよ見学です。こちらが醸造施設の入った建屋で、丘の頂上のワインハウスから少し下がった所にあります。見学者を載せた観光バスが何台も来ていました。
入口から順路に従って行くと瓶詰めラインが見えます。この日はベーシックなラインの「ふらのワイン・ロゼ」の瓶詰めの様子を観ることが出来ました。ここから、地下貯蔵庫に移動します。
地下の貯蔵庫はタンク熟成室と樽熟成室と瓶熟成室と三つが完備されています。また、右写真のように年代物のワインもサンプルとして大切に保管されています。創業時の苦労を忍ばせるものもあり貴重な財産で、惜しげも無く公開しております。
地下の見学が一通り終わると次は2階に上がります。2階には試飲コーナーと売店があります。試飲コーナーではベーシックラインを常に試飲出来ます。また、日替わりで上級品や限定アイテムも出されてます。車を運転する方にはぶどうジュースも出してますのでご安心を。
こちらが売店。全製品を完備してますし、売店のみの限定ものもあります。この日は2007年収穫のバッカスが販売されていました。また、冊子(『ふらのワイン&果汁ハンドブック』)がレジにて105円で販売されています。とても分かり易い説明で、ワイナリーの歴史からブドウの栽培、ワイン醸造、はたまた料理との楽しみ方まで載っていてこのお値段は安いです。一度手に取って購入されてはいかがでしょうか。
ワイナリー自らが手掛ける畑は同じ丘の少し離れた所にあります。写真でも分かるように、十勝連峰と向かい合わせの東向き斜面に沢山のブドウが植えられています。
町営のワイナリーということもあり観光客向けにもなってますが、レストランが常備されていたり見学コースが整備されていたりと至れり尽くせりです。一度富良野に足を運んだ際には是非訪問してみて下さい。
(本日の行程)
深川イルムの丘YH(8時半発)→国道12号→旭川→国道237号→ふらのYH(13時着)→ワイナリー(YHより自転車で約20分)
走行距離:約85km
以上です。
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●参考文献
『日本ワインを造る人々 - 北海道のワイン』(2006年9月24日記事参照)
『ふらのワイン&果汁ハンドブック』(富良野市ぶどう果樹研究所:刊)