未来は予測するものでなく、積み重ね・創り上げるもの

同じく、「NBonline日経ビジネスオンライン」からの記事で、
日本の未来が見える村 - 長野県下條村、出生率「2.04」の必然
下條村のお話は以前NHKのある番組でも取り上げられていたことがあります。本来の「投資」の意味が、この記事を読むと分かります。住民一人一人が溜め込むのではなく、何らかの形で財を投入しそして還元していく仕組みが成り立っていて、大きくなくとも何がしかの価値を産み出し賑やかさも取り戻しています。
これほどまでに日本ではお金が滞っていて*1あるべき所にない状態に陥ってますが、「構造改革が悪」「市場原理に全てゆだねるのは危険」と曲解して、既にある所へ無駄に新しくお金を刷ってばら撒くのでは無く、

「お金は天下の回りもの」

といにしえの言葉にあるように、なにがしか自ら投じた利益から小さくとも*2新しい価値(決して「最先端」なものが全てではない)を享受出来るためにも硬直化している今の日本を良い方向へ持っていくことが必要だと心ある人は提言されてますし、下条村の実践には勇気付けられます。

*1:参考:平成20年度・年次経済財政報告【内閣府】、第五節の1『企業活動へのリスクマネー供給のルート』にあるように、大企業は株の持ち合いで、個人は預金へと大半のお金が『死蔵』されてしまってます。

*2:規模が大きくなくとも、波及して創出するものが他を巻き込むと自然と大きくなる。