私事でありますが色々頭を悩ませていることがありまして、色々と考え事が頭を巡っています。
そういう時には、アッパーな音楽では単に高揚感で陶酔するだけでその場限りの楽しさに終わってしまう。かといって、物悲しげなのはゴメンだし、単なる癒しに逃げ込むのも敬遠してしまいます。
叙情的かつ内省的と語られる私が好きなジャズ・ピアニスト、Bill Evans(ビル・エヴァンス)の一連の作品ですが、ベースとドラムが対等で創意工夫に富んだダイナミックな絡みも面白いし、小奇麗とかお洒落先行では無い「贅肉をそぎ落とした美しい響き」なので気に入ってます。そこで、所用から帰ってきて、夜は最晩年のライブ・レコーディング“CONSECRATION - the last”をエイやと引っ張り出して聴いてます。
ジャズはそんなに多くは聴かないので詳しいことはそっち方面のサイトに任せるとして、この最期のライブのCD(残念ながら廃盤になっているのですが、、、。*1)では、「叙情的かつ内省的」な所だけでは無く、何か突き動かされたかの様な「鬼気迫る凄み」がかったドライブ感のあるピアノが心を後押ししてくれて、平静な気持ちになります。