同じお酒でも、「高級なお酒」とか「気取って飲まなアカン」というイメージが先行しがちなワインですけれど、こと日本では何故かやたらその傾向が富みに強い、、、。マスコミのイメージ戦略も手伝って(と、云うよりよけいな洗脳しやがって。苦笑)どうしても、ある意味好事家のオモチャ的な扱いで、庶民に取っては『白い目』で見られる様になってしまったのも業界がある意味自分で自分の首を絞めているとしか思えません。
それはさて置き、某日の夕刻、仕事帰り下北沢に立寄り、『ワインカフェ・タンブラン』さんでワインを頂きながら晩の食事をご馳走することに致しました。
ソレイユワインさんの名物コーナー『葡萄酒夫人の雑記帳』の2009年2月の記事で紹介されているのを目にした小生は、リンク先を辿ってWebページを拝見し、日本のワインのみを80〜100種類揃え、しかもわが故郷のカタシモワイナリーさんと仲村わいん工房 *1さんのを扱っているやん!ということで気になっていましたが、今回ようやくその機会が出来たので「これは今の内に行かねばならぬ!(笑)」ということでお邪魔した次第です。
ワインはグラスで定番が5から6種類を、その時の旬のワインも併せると10から15種類も頂くことが出来ます。そして、リーズナブルでかつお客様に出しても恥ずかしくない小売価格が1,000〜2,000円台のワインを中心に(3,000円台以上はオンリストに掲載していてもごく一部。カルトでマニアニックなのは敢えて外しておられます。)グラスでも幾つか頂きましたが(この日は「がんこおやじ」が出てましたので当然セレクト)、折角ですのでボトルでも注文。先日の記事でも登場した、山形・高畠ワイナリーさんの『フレッシュ&ドライシャルドネ』をスズキのカルパッチョと併せて頂きました。料理とワインがお互い寄り添う様に引き立て合い、絶妙のコンビネーションを発揮してます。
シンプルな中にもちょっと捻りを利かせつつも素材を生かしたメニューがいろいろ揃ってますので、お食事にも困ることはありません。定番メニューだけでなく、いわゆる“黒板メニュー”に本日のオススメがピックアップされていますのでコチラも拝見しつつ、オーナーさんと対話しながら「これぞ」というのをチョイスして下さるので、ビギナーの方も気兼ねなく愉しむことが出来ます。近所の常連さんも心置きなくワインと料理を頂きにお店を訪れてました。下北の庶民的な雰囲気とも違和感無く佇むお店が地元の方々にも愛されていることが垣間見えます。
偶然、カウンターで隣に座ったお客さんが大阪の藤井寺球場近く出身(小生は鶴橋の近くです。)であったことから、ローカルな話や小生が大阪で昔ワイナリー突撃訪問をしてカルチャーショック受けた話 *2等で一寸盛り上がってしまいました。(笑)まさか、こんな所で大阪の話題で盛り上がるとは、、、。人の縁とは、不思議なものですね。
と、云う訳で思わぬサプライズ(それも偶然です!)もあって、愉しいひとときを送る事が出来ました。オーナーの大場尚子様はじめ、お店の方々にはお世話になりました。改めて心から御礼申し上げます。ご馳走さまでした!
(追記)
左側(←)の「リンク集」にも掲載しました。併せて、多少追加等衣替えもしてます。
*1:仲村さんは、相互リンクさせて頂いているこちらの酒屋さんの記事も参照して下さい。館長さんの気持ちのこもった文章は必読。確かに「あのエチケット」は大阪ならではの“味”なんです。(笑)
*2:当時、ボクは免許取り立てで足役。両親がノリノリで突撃訪問にシブシブ(苦笑)つき合わされたら実は、、、。2代目社長さんが(現社長の先代で、ご尊父様)休日にも関わらず親切丁寧に案内して下さり、遠いフランス等の外国だけでなく身近に老舗がしっかりと存在していたことに驚愕しました。運転していたので家に帰ってから頂いたそのワインが美味しかったことにさらにビックリ!「目から鱗が落ちる」とはまさにこの事でした。