都会(というか「日常」)の論理をそのままねじ込む業界の怖さ

自分で知らず知らずに魅力を貶めているの愚を登山に関わる業界がやってしもうたかぁ、、、。(ガックリ)
Yahoo!ニュースにて取り上げられていたトピックスを見て、ご無沙汰していた山ヤの現状を垣間見たような気がしました。
「山スカ」人気、ミズノなど続々参入 ユニーク商品で需要開拓
(「FujiSankei Business i」より)
上記のトピックスに出ていた写真等を見ると、洒落でもそんなにオシャレとは思いませんが、、、。(苦笑)
記事でも見ると、中高年層に人気だとのこと。それなら、普通に都会にて上手に着こなしている女性の服装の方が見ていて清々しい。山の上までにスカートはいてても誰も見てへんって!?(爆)
それはともかく、同じトピックスにて紹介されている山小屋管理人氏のブログ(「山スカート」に反対します)ではコメント欄で喧々諤々の論議が連なっていますが、この問題の本質は、スカートうんぬんよりも、軽い気持ちで深く考えずに企画を考え、それに対して何の疑問も無く一斉になびくのはおかしい、と云うことに尽きるのではないか。
まぁ、最近のメジャーな山では何かおかしいなという雰囲気が結構していて、どうも山行っても「非日常」を愉しめなくなって魅力が失せていたのですが、今年の夏にはこんな痛ましい事故があったばかりなのに、懲りずに業界がこんなことしているようでは先が思いやられます。
(追伸)
登山に限らず、最近の自転車やランニングブーム、乗る人や走る人が増えていたりするのはイイことですが、なんでもブーム化しているのはちょっと危ない気がします。梯子外された瞬間のことを思うと危なっかしいし、敷居下げる・間口拡げるだけで本当に「愛する人」を育てようとしないのは残念。
変なマニアや上から目線が跋扈するのも考えものですが、ライトな層だけ増えるのでは持続的にならない。業界と消費者と云う二項化して分けて考えるよりも、両方が妙な線引きせず真摯に「市場」を育てることがより魅力的で面白いと思うのは小生だけ???