週刊東洋経済2009年10月17日号

週刊東洋経済2009年10月17日号当たり前に食糧が手に入れられる今の日本では、実際にどのような背景で食の現場が形成されているか全く分からないことが多いでしょう。これだけ複雑な世の中ですから、消費者はプロセスの末端の売っている所しか知らず、生産者はプロセスの始点である納品の所までしか目が行かないと云った個別の各論だけに視点が集中していまいます。
たまたま書店で目に入り購入しましたが、単純に『食糧危機』と煽るのでは無く、充実した内容で最新の日本の食糧事情がよく分かります。
冒頭の「【安心・安全】 安心プレミアム 追求の光とカゲ」や「COLUMN|食料自給率のからくり」等では見過ごされがちな真実を掘り下げて伝えてます。また、料理研究家辰巳芳子さんへのインタビュー「食と命の仕組みの関係と、その手応えを伝えていく」は秀逸。是非手に取って読んで欲しいです。
(来週月曜日には次回号が販売されるので、この土日に書店やコンビニや駅売店へ。)
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all or nothingで物事を判断するのはいけない。色々な事象を積み重ねて見ることが本当に大事だと思います。