Unified Wine & Grape Symposium 2010 視察

27日は、サクラメントのConvention Centerにて開催されている、アメリカ有数のワイン&ブドウ関連のシンポジウムに出席。醸造や栽培関連の企業が出展する展示会場で最新の動向を探るのが目的です。



醸造関連の機器、樽、分析機器、苗木等様々なアイテムが出展されており、関連業者との技術的な質問や商談まで喧々諤々とあちこちで話し合いがされていて、とてもごったがえしてます。


ブドウの園場にて用いられるトラクター等の機械も展示されてます。何しろ規模が大きいところが多いので、スケールも大きい。写真のはハーベスター(収穫機)。日本では北海道ワインさんの鶴沼ワイナリーにて唯一稼働しています。


企業だけでなく大学もブースを設営してます。カリフォルニア州立大学フレズノ校デイヴィス校アメリカのワイン界きっての名門校同士で、京大と東大のような関係みたいな存在と思って下さい。ちなみに、今回の旅はフレズノ校に在籍していたSさんが現地でのコーディネイトを務めてくれました。本当に感謝しております。
ワイナリーも出展しており、地域のワイナリー組合のような団体形式で米国内のいくつかの地域のワインも頂くことが出来ます。


幕張メッセとほぼ同じ広さの会場を歩き回って色々と見て回ったこの日はとても疲れました。だが、アメリカのワイン業界がとても活力があり、層が厚いこと痛感させられた一日でした。これだけの人々が関心を集め、訪れていることから、ワインそのものだけでなく、その周辺を支えるインフラストラクチャーがとても発達しているのだと率直に思います。


(おまけ)
愛嬌を振りまいていた、“ブドウ娘”。(笑)
 この、チープな雰囲気が会場の雰囲気を陽気なものにしてました。こういう「カラッと」した明るさがアメリカの良い所です。