Anderson's Conn Valley Vineyards訪問

サクラメントの展示会を終え、次の日はサンフランシスコへ移動。その道中、ナパ(Napa)に立ち寄りました。今回は、Anderson's Conn Valley Vineyardsを訪問。アポ無しだったのですが、営業のDaveが出迎えて快く応対してくれました。陽気なナイスガイでよくしゃべるしゃべる。(笑)

ナパといっても、北にちょっと離れたセントヘレナの近くにあるこのワイナリーは山あいのひなびた感じで、大資本が多く俗化したナパ中心地の豪勢なワイナリーとは一線を画してます。山腹をくりぬいて造られたセラーに案内され、一通りワインを試飲。ここのはとても骨太。しかし、昔のカリフォルニアワインにありがちな樽が強くてやたら味が濃いだけとかゴージャスさや押しの強さで売るワインではなく、『素朴で味のある骨太』です。
頂いたのが、以下のワイン。

ヴァラエタルで色々な品種のワインが造られていますが、中でもボルドータイプがお得意。Élogeが秀逸で、年月の経た2000年物の滑らかな味わいには仰天しました。Élogeの2006年物はあと6年は置くべきでしょう。(そうでないと、その神髄が味わえない。)それと、Syrahも良かった。ありがちなイカ墨でインクっぽいのではなく、プルーンのジャムのような果実感がたっぷりで味わいがとてもスムーズです。
このワイナリーでは、オーナーのTodd Anderson氏の渾身の力作・希少銘柄のGhostHorse(なんと、一本$500〜3500!)もありますが、流石に今回はお預け。
同行者の中でここを訪れた方がおり、その人のお勧めでこちらに立ち寄りましたが、そのポテンシャルの高さには溜飲を下げる他ありません。訪問することが出来、本当に良かったです。