芽吹きを前に。

  

まもなく3月。日々畑では春の予感をあちこちで感じています。
昨日と今日はブドウの樹に芽傷を入れる作業を行いました。
「芽傷」は徒長している枝でも萌芽を高めるようにするための技術です。先端が芽吹きが良く成長が盛んなのはご存じかと思いますが、傷を入れることで疑似的に生長点と認識させることにより萌芽率を向上させ、樹全体の芽吹きのムラを最小限に抑えます。
萌芽率の向上は、新梢の生育を揃えることに繋がります。よって、管理が行き届き、良質の果実を得るだけでなく、次年度以降の樹勢を落ち着かせることにもなります。そうすることにより、来年は萌芽率のよい状態に持って行く事が出来、健全な生育を促してくれるのです。