秋季剪定

シャトー酒折・自社園場で既に収穫されたシャルドネ・メルロ・シラーの秋季剪定を行いました。夏季摘心の後、伸びた枝や副梢を切り落として成長点を取り除き、乱れた樹型を整理します。

この時期の剪定の目的は、主に

  • 不必要な根域の拡大を抑制する
  • 貯蔵養分の浪費を防止する

ためです。樹冠が拡がると根域がそれに応じて拡大してしまうので、樹勢が強くなってしまいます。また、当年枝中貯蔵養分の浪費は、来年春先の萌芽に必要な養分の先食いとなり、萌芽が悪くなる恐れがあります。ある占有面積の中で樹型を維持し、葉面積を一定に保つことで樹勢調節を図る「人工系整枝」(垣根や新短稍剪定)では特に重要な作業と云えます。
秋季剪定を終えた垣根は、ご覧のように綺麗に散髪したかの様です。園場の整備という面でも大事な作業で、気分的にも気持ちのいいものですね。