素敵な御膳・素敵なひととき

  

私用で信州に出掛けましたが、出先の小布施にてお昼御飯を頂きに立ち寄りましたのが、日本料理の『鈴花』さん。
小布施にて地に足着いた雰囲気で、当然ながら地元信州の素材と近傍上越の海の幸を取り入れた料理を出されているとの事。こうしたお店に入りたくなるのは、旅に出掛けた時ならではの愉しみです。
近頃は「B級グルメ」がもてはやされていますけれど、頻繁に行けなくともやはり王道を味わうのが本筋でしょう。絶品の料理でありながら、お値段も程よくこなれています。
店主殿とカウンターにて話す機会にも恵まれ、おもてなしも良く、「行って良かった」と素直に思える。何でも溢れるこの世の中、かようなお店に出逢えるのは有り難い。
帰り際に店内に飾られてある本を見て気付いたのですが、こちらのお店の内装を手掛けられたのが、九州新幹線を始めとする作品などで鉄道ファンにおなじみの工業デザイナー・水戸岡鋭治氏。元鉄道ファン(今風に言えば、「元鉄」か・笑)の小生、思わぬところで反応してしまいました。お店の方によると実際に鉄道ファンの人も足を運ばれているそうです。名の知れたデザイナーが手掛けた所に有りがちなデザインが主張し過ぎることなく調和の取れた佇まいである事も、このお店に魅かれ当Blogにて取り上げた理由です。
いい勉強になりました。本当に御馳走様でした。