収穫など園場でいろいろ


土曜日(5日)は収穫をお手伝い。この日はシラーです。一息ついた時にふと畑から見た眺めに思わず見入ってしまいました。


そして、翌日は収穫はまだまだ先のベーリーAの畑にて、二番なり(遅れて結実した小さなブドウの房)を切って落とす作業に従事してました。余分な房は樹に負担をかけ、元ある房に貯めるべき養分が吸い取られます。それが多ければ「チリも積もれば山となる」となり、与える影響が大きくなるので落とさなけれなりません。
(右の写真の小さな房が、「二番なり」です。)

同時に余分な副梢(結果枝につく余分な枝。)も剪定して除去して行きますが、結果枝から分岐した余分な枝は遅れて成長して行くので無駄なエネルギーの消費となるからです。この枝には花芽が付いています。(小さな房状の所が花芽)
この時期の花芽は流石に結実しても、「二番なり」よりもはるかに出来の悪いものですが、それでもこうして花芽を持ってくることは、ブドウと云う植物が如何に生命力旺盛な植物であることを改めて知らしめてくれます。それだけに、栽培管理では他の果樹よりもナーバスになるのです。
ブドウの樹は、いろいろなことを教えてくれます。良く観察し、声無き声に耳を傾けることが何よりも大切です。