お酒

ふと語った一言

年末年始帰省していた時に、テレビで、地元の酒米で伝統を絶やさず模索を続けるとある真摯な日本酒の酒蔵のルポを見ていた私の父がこんな意味の様なことを語ってました。 「こだわりは大切なんやけど、それだけだったら突き詰めすぎてあまりにも希少な存在に…

ある日本酒の酒蔵の挑戦

時々扱う日本酒ネタ。日本のワインのある意味反面教師でもあり、また産業としてのベンチマーク(指標)かと思います。そんな訳で、こういう一例を、、、。 【日本を救う小さなトップランナー】勇心酒造(日本酒、米発酵化粧品原料の製造・販売) (「NBonlin…

ビギナーから酒通まで楽しめる「ほんまもん」の日本酒イベント。

御猪口の底に書かれた、『酒は純米、燗ならなお良しー。』。上原浩氏が、著書『純米酒を極める(光文社新書)』の冒頭に記した言葉です。夏の真っ只中に関わらずこの日は前日までの猛暑がウソのように涼しくなりましたが、「純米燗・夏の宴」の会場は熱気に…

ちょっと「浮気」です。

で、その試合見ながら頂いていたのが以前取り上げた『孤高の銘醸蔵』さんのお酒。(→) 弟が盆休みで大阪から遊びに来てこの日の夕方から小生の家に泊まってます。で、食事こしらえてぬる燗でちびちびと飲みながら見ていました。<おまけ>の項でも取り上げ…

こちらも『愛ある叱咤激励』です。

昨年も参加した、「純米燗・夏の宴」が今年も開催されます。今回はその予習にと右記の本を購入しました。お酒の種類如何に関わらず、「酒造り」とはなんぞやと問い掛ける著者の求道者精神にはハッとさせられますね(しかも、世界を視野に入れた日本酒のこれ…

現状認識のギャップがまだ大きい

昨日の記事ではいろいろと書き、またコメントを頂きましたが、現状認識が日本の国内で大きくバラつきがある事を考えると、「実効的な提言」以前に「実効的な議論」が行えない状態でなおかつAll or Nothingの二元論(しかも、各論の細かい領域で部分最適だけ…

「伝統を情緒でなく、かたちで証す真の系譜」加賀の銘酒・『菊姫』

そのアンテナショップが「酒亭菊姫」です。東京出張で仕事が終了後、実際に体感すべくその暖簾をくぐりました。(「自ら足を運ぶ」が小生のモットーですから。) 「華やかで瑞々しい薫り」という通り一辺倒の解釈がまかり通る吟醸酒に元来清酒が有している「…

やはり「本当の」苦汁を舐めた分認識が違う

原料を幾分か外国に依存している国産のワインと、日本の専用原料米に依存している清酒では当たり前と言ってはなんですが、「原料」に対する意識と抱く危機感が異なります。 清酒の確たる位置づけを 平成20年度事業計画案(2008年2月26日付記事) 国産ワイン…

過ぎゆく物もあれば、去りゆく物も。でも「本物」は残る。

以前小生が、日本酒絡みでこのような記事(2007年9月14日)を書きましたが、ブームは消費する人だけでなく、売る人や造る人を有る意味狂わせる危うさがあります。 焼酎ブームは終わった、終わってない? (「ITmedia/Business Media 誠」より) 「3M」に代表…

だから、言うてるやん!

本日の「クローズアップ現代(NHK)」では、『地域再生のヒントを探せ〜地場産業 復活の条件〜』というお題でしたが、その一例として、 愛知県の老舗造り酒屋「盛田」(リンク先は社の公式Webページです)は各地の中小の蔵元と連携、設備や人材を共有してコ…

お酒の種類によらず、正しい愛で方が出来なくなってしまっている。

日本酒が嫌われる3つの理由 (「ITmedia/Business Media 誠」より) というか、日本では正しいお酒の文化が断絶してしまったというべきでしょう。(ここには、深ーいお話があるのですが、ドロドロして長くなるので略。) ペットのホワイトリカーとか、パック…

純米燗の会、行って参りました!

モノホンの『日本酒』に学ぶべきことがある!とかねがね耳にしていた小生、馴染みのお酒屋さんにお誘いを受け、行って来ました。 いろんな障害を越え奮闘する蔵元さん、その姿は清々しい物です。 飲む人・造る人が互いを尊重しあい、しかも楽しんでいる。ま…