2012年剪定講習会(第2回)とセミナー

2月24日の講習会の続きです。この日は、習得が難しい古木の自然形(X字)長梢剪定を、実演も交えて勉強しました。
 現実問題として、後継者不足や耕作放棄で畑の耕作を引き受けることが多くなって来ている今、ワイナリー関係者や栽培家はこうして樹型が崩れたブドウの古木の剪定もやって行かなければなりません。


  

圃場での実習後は、今年の防除の傾向と対策、ならびに植物生理学セミナーも行われました。この日も多くのワイナリー関係者や栽培家が参加され、盛況の内に無事終了です。
Team KisvinのWebサイトにも掲載してますので、そちらも参照して下さいませ。

2012年剪定講習会(第1回)

  

今年も、山梨県ワイン酒造組合の「若手の会」による剪定講習会が行われました。一昨年、そして前年に引き続き、冬の剪定シーズンに定期的に実施してます。
内容が盛り沢山のため、今年は2回に分けて行われます。詳しくはTeam Kisvinのサイトをご覧下さい。
「何で毎年同じ事を?」と訝しげに思われるかもしれませんが、スポーツ選手が基本を習得するために反復練習するのと同じです。おまけに、果樹栽培は『一年一作』ですから、都度同じ練習は出来ません。生育期間に合わせて毎年積み重ねて行く他ないのです。
今だから出来る事を、忠実に積み重ねる。これが、ブドウ栽培の基本です。

今日の一コマ(20120217)

畑で時々見かける野鳥(モズ)です。
 今年の寒さは尋常ではありませんが、ここのところは少し寒さも緩みひと頃のピークも超えた感があります。また週末にかけて寒気が入るとのことですが、こうして鳥さんも見かけるようになって来てちょっぴりだけど春の足音が近づきつつあるのかな?と思う今日この頃です。

あの興奮を再び!ワインフェス復活の狼煙。

小生が、山梨に根を下ろすことになったのも、このお店で育てられたからだと思います。
大木貴之氏が営むFourHeartsCafeさんにて、3月11日に震災復興支援も兼ねたワインフェスが復活します。
石巻産カキ食べて復興支援 3月11日、甲府でワインイベント
日本経済新聞Webサイトより)
黎明期から山梨のワインを見つめ、食と共に地道に浸透させる礎を築いてきたこの催し。もし、よろしかったら是非!
企画の詳細・申し込み方法等は、下記FourHeartsCafeさんのサイトをご覧ください。
ワインフェス20120311〜宮城県石巻の牡蠣をたべる〜(2月9日記事より)
「ブーム」は要らない。必要なのは、「ムーブメント」。それが、合言葉。

今日の一コマ(20120124)

先週末と昨日の夜に気圧の谷が通過し、山梨を取り囲む山々がすっかり雪化粧しています。麓の近傍までこうして雪が冠るのはそうそうありませんが、ここのところの急速な冷え込みがこうして美しい景色を織りなしてます。
(昨晩は東京とその近郊は積雪でてんやわんやの様でしたが、甲府は大した降雪は無く、何事も無かったかの様な平穏な夜でした。)

写真は、畑仕事に出たときの一コマ。先日の記事で取り上げました、南アルプスの山並みです。白峰三山は雲の中(ちょこっと頭だけ出してますが)ですけれど、鳳凰三山甲斐駒ヶ岳の雪景色が青空に映えてます。
本当に、美しい・・・。何物にも代え難い景色。

今日の一コマ(20120107)

夕暮れに映える南アルプスの山並み。山梨には日本一の富士山がありますが、小生にとって大好きなのはこの南アルプス(登山でほとんど踏破しました)、特に白峰三山北岳(日本第2位の高峰)が一番。
 いろいろと辛い事があると、この山並みを見つめて心の安らぎを得ています。

さて、年末から年始にかけて、色々な出来事があった濃密な1ヶ月間でした。きっと、人生の中で忘れられない1ヶ月の一つになるでしょう。今日で一区切りついてこの山並みを目にした時、心に期するものがありました。本年も、地に足着いてしっかりやって行きたいと思います。改めて、よろしくお願いします。
(年賀状、多くの方々から頂き有り難うございます。出しそびれたり、行き違いになった方々にはこの場を借りて御礼申し上げます。)