ようやく甲州に芽傷を入れました

  

今日、甲州種の結果枝に、萌芽を向上させるための芽傷を入れました。昨年は3月24日でしたが、寒さが厳しく冬が長引いた今年は4月に入ってからになってしまいました。芽傷の後は、結果枝の誘引作業が本格化します。
水揚げも始まり、ブドウの樹が動き出しているのが実感出来ますが、ここ数日は、昼間暖かい日差しがあっても冷たい風が結構吹いてますので、ちょっと春が足踏み気味に感じます。(桜の開花宣言が出てるんですけどねぇ・・・。)

ようやくBlogを更新しました。

三寒四温の今日この頃、皆様いかがお過ごしですか?しばらく更新が滞っていたBlogですが、過去の出来事も含めて今日アップしました。
 色々あって心に重しがのしかかっていたのですが、次第に晴れ間が覗いて来ました。よく『明けない夜は無い』とは云いますが、そうは云っても『晴れやかな日々』が続くことはありません。人生色々浮き沈みがあるもんです。


とはいえ、今日はあっという間に雨模様となり、夕刻には奇麗に晴れましたね。で、ちょっと時間を作って甲府愛宕山から見た町並みと遠くに見える山脈を移したのがこの一コマ。
雲の向こうで隠れてしまってますが、視線の先は南アルプスの山脈の方向です。太陽の光に照らされる甲府盆地の風景を見ると、なんだか心が和みました。

ブドウ棚の改修が完了

前年の11月に引っ込めた圃場のブドウ棚を元に戻しました。河川改修工事の目処がつき、2年間に渡った圃場の棚改修がこれで終わりました。
 棚を元の位置に戻すだけでなく、以前の改修での不具合の修正も行い、胸を撫で下ろしてます。何度も足を運んで施行して頂いた皆様には感謝です。お疲れ様でした。本当に、ありがとうございます。

2012年剪定講習会(第2回)とセミナー

2月24日の講習会の続きです。この日は、習得が難しい古木の自然形(X字)長梢剪定を、実演も交えて勉強しました。
 現実問題として、後継者不足や耕作放棄で畑の耕作を引き受けることが多くなって来ている今、ワイナリー関係者や栽培家はこうして樹型が崩れたブドウの古木の剪定もやって行かなければなりません。


  

圃場での実習後は、今年の防除の傾向と対策、ならびに植物生理学セミナーも行われました。この日も多くのワイナリー関係者や栽培家が参加され、盛況の内に無事終了です。
Team KisvinのWebサイトにも掲載してますので、そちらも参照して下さいませ。

2012年剪定講習会(第1回)

  

今年も、山梨県ワイン酒造組合の「若手の会」による剪定講習会が行われました。一昨年、そして前年に引き続き、冬の剪定シーズンに定期的に実施してます。
内容が盛り沢山のため、今年は2回に分けて行われます。詳しくはTeam Kisvinのサイトをご覧下さい。
「何で毎年同じ事を?」と訝しげに思われるかもしれませんが、スポーツ選手が基本を習得するために反復練習するのと同じです。おまけに、果樹栽培は『一年一作』ですから、都度同じ練習は出来ません。生育期間に合わせて毎年積み重ねて行く他ないのです。
今だから出来る事を、忠実に積み重ねる。これが、ブドウ栽培の基本です。

今日の一コマ(20120217)

畑で時々見かける野鳥(モズ)です。
 今年の寒さは尋常ではありませんが、ここのところは少し寒さも緩みひと頃のピークも超えた感があります。また週末にかけて寒気が入るとのことですが、こうして鳥さんも見かけるようになって来てちょっぴりだけど春の足音が近づきつつあるのかな?と思う今日この頃です。

あの興奮を再び!ワインフェス復活の狼煙。

小生が、山梨に根を下ろすことになったのも、このお店で育てられたからだと思います。
大木貴之氏が営むFourHeartsCafeさんにて、3月11日に震災復興支援も兼ねたワインフェスが復活します。
石巻産カキ食べて復興支援 3月11日、甲府でワインイベント
日本経済新聞Webサイトより)
黎明期から山梨のワインを見つめ、食と共に地道に浸透させる礎を築いてきたこの催し。もし、よろしかったら是非!
企画の詳細・申し込み方法等は、下記FourHeartsCafeさんのサイトをご覧ください。
ワインフェス20120311〜宮城県石巻の牡蠣をたべる〜(2月9日記事より)
「ブーム」は要らない。必要なのは、「ムーブメント」。それが、合言葉。