宇都宮氏の寄稿だけを読むのだけには勿体ない

中央公論の最新号(2006年8月号)を買ったのですが、加瀬みき氏の「弱体化したEUに未来はあるかー統合の深化と拡大が招いた深い溝」には、昨日の記事の背景をより深く知る為のテキストとして参考になりました。
もちろん、ここに書いてある事が全てではありませんが、EU統合によって「地域性」の良い面やそれぞれのお国柄の違いによって産み出される多様性を内包する懐の深さがが失われ、「地域性」が歪んだ形の「内輪意識」を強調するようになって軋轢が生じているのです。
6月30日の記事に「勿論、欧州も全てにおいて正しく物事が進んでいる訳では有りませんが、、、。」と書きましたが、そういった現実が存在している事を頭の片隅にでもイイから置いといて欲しいと想う次第です。