単なるシェア争いから見えないもの

ビールのシェア争いに一喜一憂しているこういった記事
1〜3月ビール類 値上げ“時差”で明暗 アサヒとキリン、シェア差拡大
(「FujiSankei Business i.」より)
と、日経ビジネスの2008年3月3日号での『電光石火の買収攻勢・キリンがビールを超える日』という特集とを比較すると、こうも見方が変わるかという見本。
個人的には、キリンさんは安いお酒で目線を引き付けつつビールで既成概念を覆すような「モノホン」の商品をシェアに関係なく出せばいいなぁと思います。(安物競争に巻き込まれてもしょうがない。自分を安っぽくして自身の首を絞めるだけです。)
そして、メルシャンさんはこう後ろ盾がいてはるのだから、「大真面目に」日本のワイン用ブドウに関して取り組んで欲しい。
『リーディング・カンパニー』としての責務だと思います。
あ、サッカー日本代表への節度あるスポンサードもよろしく!(笑)
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