「ものづくり」以外にも求められる豊かな発想

よくネタのソースで使っているNHKニュースは、唯一見ているテレビ番組かなぁ〜。(あまりテレビは見ないほうなので・笑)
今朝ので出ていたのが、希少金属レアメタル)のコバルトに依存せず作成した電動ドリルの先端部のお話で、国内でも入手容易でかつ価格も安い炭化ケイ素を使うことでコバルト使用品と同等のスペックを得たというモノです。
社団法人・機械技術協会のWebページにて(「週間機械技術」・第103号/2007年06月01日の項)で、『<ナノ加工>希少金属3割減の超硬工具』と少しだけですが紹介されています。
資源保護・経済効果の観点では勿論のこと、地方発信の技術ということで既存の発想に捕らわれないことは評価してしかるべきでしょう。
問題は、こういった豊かな発想が製造業・いわゆる『第二次産業』の枠内にとどまっていることです。
今までの政策では、第二次産業を重視するのがお約束でした。しかし、日本の産業構造を第1次・第2次・第3次と分けること自体が妙な話と以前小生は書きましたし、そういった動きが製造業だけではなく、農業からIT産業・サービス業と業種問わず勃興して欲しいと思います。政治もそうですが、生活しているわれわれ自身もそういったことを頭の片隅に入れておけば、いろんなものの見方や柔軟な発想が出来るのではないかと考えています。