壁を作るのも人、壁を越えるのも人。

今、NHKの6時のニュースで、熱い眼差しがテレビやラジオ・そして観客席で注がれている様子が映し出され、宗派を超えた素朴な心で楽しんでいる様子に思わず上記の見出しが思い浮かびました。
イラク、2003年以来のバグダッドでの親善試合を勝利で飾る
(「Yahoo!スポーツ」より)
国内でも色々な宗派の人々が混在し、対立が混迷を招いていたイラクで、異なる宗教の選手で構成されたチームがこうして活躍する姿をみて、人々の心を目覚めさせることは、復興に向けての希望の灯なのかもしれません。
宗教への信仰が、心のわだかまりをお互いに産み出し結局は肝心の生活がままならない状態に追い込まれ、諸外国の介入を招いたわけですが、こうしてスポーツが壁を取っ払ったことから、所詮宗教は人間のエゴイスティックさが産み出した概念で、そういうのに対する度を過ぎる拘りの方が恐ろしいものを感じます。
人が産み出した思想(宗教・哲学・科学)が全てでは無く、普遍的な存在のスポーツ(スポーツでも対立を産むことがありますが、、、。)が壁を壊したのは、ある意味面白い。
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「ペテン師」と「虚構から夢と希望を紡ぐ人」とは天と地ほどの差があります。
(小生2009年2月17日記事)