池袋東武の北海道物産展(大北海道展)

東武百貨店の入り口

残暑のモヤモヤ吹き飛ばせと北海道の皆さんは真面目です。共働学舎のチーズもありました!
因みにワイナリーは、「おたるワイン」「ふらのワイン」「はこだてワイン」の三社が出展してます。
鶴沼トラミーナ2005ミュラー各種、シャトーふらの余市収穫葡萄ケルナーフリーラン2005、恐るべし!
因みに、ロイズの生クリームソフトは250円です。(笑)以下、印象に残ったのを挙げて行きましょう。
○「おたるワイン」(北海道ワイン(株))
今回は、なんと鶴沼シリーズ(バッカス・トラミーナ・レンベルガー、いずれも2005)も試飲出来る太っ腹(というか、他の二社もそうでした。驚!)な催し物です。ボトムからトップまで惜しげも無く披露する皆様にあらためて感謝です!(専属ソムリエの阿部様、色々と有り難うございました。)
北海道ミュラー・トゥルガウ(2005)
おたる ミュラー・トゥルガウ完熟フリーラン(2005)
前者はやや甘になってますが、しっかりした骨格で中口といっても過言では有りません。先日の試飲の時と同様、端麗で優しさの中に凛とした気高さを感じます。
そして、鶴沼産100%の後者は、程良い甘さが奥行きを加えじっくりと食事しながら(やや甘ですが食中酒ですよ、このワインは!)頂きたいワイン。鶴沼物は風格が有りますね。
おたる ツヴァイゲルト・レーベ(2005)
こちらも、先日ので頂いてますが、振り返ると”匠”の北島氏のより固く感じますが、あえてそれをキャラとして通している「キッパリした姿勢」に共感しました。
鶴沼シリーズ2005」
この年はブドウが不本意な出来だったそうですが、あえてそこを念頭に置いて世に問うてます。それがよく分かるのがバッカス。少ーし薫りが落ちます。でも、トラミーナは底力を付けておりアルザスのそれと十分にタメ張れます。レンベルガーはまだ2,3年置いといた方がイイです。これは強い。良年と期待される今年のがもうすぐ収穫でしょうが、2007鶴沼がリリースされる時の事を思うと期待が高まります!
○「ふらのワイン」(富良野市ぶどう果樹研究所(株))
「シャトーふらの(赤と白、ノンミレジム)」
これは、赤白共感動しました。
は山ブドウとツヴァイゲルトレーベの組み合わせという何とも個性的な物同士ですが、御互いの長所を足引張合わずインパクトだけに終わらないアッサンブラージュの妙が印象的です。また、は対照的に大人しいキャラのブドウ同士(笑・ミュラーとケルナー)の組み合わせですが奥行きとスケール感を与える事に成功してます。マジメな話、ふらのわいんさんの技術力(!)を示した逸品。
ツバイゲルトレーベ・2000ヴィンテージ
長命でもあり、なおかつこれからも置いておきたくなるような腰の据わった樽熟の赤です。この品種独特のトゥが立った酸味が和らぎ、重みを加える事に成功してます。10年を迎える2010年が節目となるのじゃないのかなぁ〜♪
「ふらのわいん」
レギュラークラスのは180ml入りもあり、量飲めない人にも親切なのが有難いです。しかも造りが懇切丁寧で、特に白がオススメです。
入門に相応しいワインですので、是非飲んで見て下さい!赤白ロゼお好きな物からどうぞ。
○「はこだてワイン」((株)はこだてワイン)
余市収穫葡萄ケルナーフリーラン2005
ケルナーはどちらかというと女性的な品種特性と小生は考えていたのですが、これはカッチリとした男性的性格を持つ芯の有るワインです。
樟脳っぽいというか独特のケルナー香がしっかりと上品に出ており、それでいてブドウそのものがよろしいのでしょう。自然な厚みと骨格が現れています。余市のケルナーは「生産者(畑と醸造共)による個性があって面白い」と聞いてましたが、これを頂きよく分かりました。
生産者証明物(おたるさんの「匠シリーズ」に相当する)のも調べたらあったので、これもいつかはチェックです。
はこだてわいん年輪赤
レギュラークラスの赤で、名前の通り歴史を感じるところが有ります。
飲み飽きないテーブルワインで、聞けばベストセラー商品とか。
わりかし重めなんで、野外のBBQ(特に秋の季節となるこれからは良いのでは?)にピッタリの大らかな雰囲気で頂きたいワインです。
以上、コメントなども書かせて貰いましたが、なんと言っても三社が一同手を携え協力しあって販売されている姿はとても良かったです。見ていて気持ち良い。10月2日までとまだ時間があるので、食に関心の有る方々も足を運んで見て下さい!是非!