やっぱり、本家でガチンコ勝負を!

「日本のワインは和食に合う。」使い古されて久しいフレーズだ。ですが、勘違いして使うと何と無く誤解されるように思います。
元々、ワインはフレンチ・イタリアンなどの洋食とは切っても切れない関係。あちらが本家本元なのですから、、、。
まさか、清酒を無理矢理洋食に合わせて飲む人は居ないでしょう。(異酒、もとい異種格闘技戦じゃないんだから)原則は、ワインとなら洋食。ただ、「日本のワインなら、懐が広く和洋食問わず合います。」と言うなら別。(それも、和食全部では無く、組み合わせを踏まえて。)
始めから「和食ありき!」(そもそも、この時点でピントがずれている。)となると、志高い造り手の想いを踏まえずに、サービスや売る人、果ては買う人が「日本ワイン→和食」と言う呪縛から逃れられなくなる。それがやがて勘違いに繋がる。
フレンチ・イタリアンでも日本ワインがサーブされるようになった今、造り手の想いを正しく汲み取るためにも、サービス業・買い手も正しい知識の下で飲むともっと楽しく・美味しく頂けるでしょう。
●関連資料
雑感のコーナー・時々コラム 2006年のひとり言池川総合ブドウ園さんのサイト)
→「06/05/09山梨のワインについて(10)」を読んでください!
<なぜ名の知れた外国品種にこだわるのか>旭洋酒さんのサイト)
→欧州系高貴品種を日本で栽培する事に対する明快な考察です。