草生のライ麦刈り取り

  

4月8日の記事での甲州種の成園と、2009年8月31日の記事での畑で、草生のライ麦が刈り取られました。幸いにも降雨の前に草刈りを入れることが出来て良かったです。
刈り取りは、草の背丈が大分伸びた頃、穂が出るタイミングを見計らって天候の推移と相談して決めます。穂が出て来るとライ麦カリウムを吸収していくので、過剰に土壌から吸い上げられてしまいます。そこで、刈り取りを行います。
このライ麦、やがて緑肥となって土に還り、ブドウに必要な養分や微量要素が循環されます。そして、土壌をゆっくりと最適化して行くための原動力となります。
自然の力を最大限に生かし、人間の叡知を組み合わせる。こうして、畑がブドウにとって心地よい環境へと徐々に生まれ変わるのです。