日本の農業問題を正しく理解するための本

山形遠征の記事で、

これから日本のワインを語るに当たっては、嗜好品としてのワインと云う範疇では無く、農業問題・経営問題としてもしっかり捉えないとなりません。

と記しました様に、これからは農業の現状という視点からも俯瞰的に捉え、考えて欲しいです。それが、本当のサポーターとして通過儀礼だと思います。そんな訳で、昔「日本の農業問題を正しく理解するための三冊」と題し当Blogで取り上げました、

以上の3冊に加え、以下に上げる本も小生購入しております。併せて読んで見る事をお薦めします。
[追記:2011.8.18]
生源寺眞一氏の本ですが、最近ちくま新書で読み切りやすく最新の動向を盛り込んだ、日本農業の真実が出版されています。値段もお手頃なので是非こちらをどうぞ。


○『日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率』(浅川芳裕:著)
農業再建−進化問われる日本の農政
月刊「農業経営者」副編集長が執筆した本で、色々なメディアでも取り上げられていました。かなり過激な農業専門論壇誌の編集者の面目躍如といった感もあり、毀誉褒貶もあるかと思いますが、指摘は結構的を得ているものもあります。食わず嫌いよりも、まずは読んで見ては。

○『「食糧危機」をあおってはいけない』(川島博之:著)
「食糧危機」をあおってはいけないこの本は、日本の農業という観点とはちょいと異なりますが、世界の食糧問題を見る事で日本の立ち位置を知り、日本の抱える問題を再認識出来るかと思います。地道にデーターを紐解き、「食糧危機説」の検証を丹念に行って、巷の煽りが多い通説を冷静に反論しています。

以上の二冊と先の三冊は、実像を知るためにも是非通読することをお薦めします。また、農業問題とはちょっと異なりますが、

も読んで置きたい本です。