2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「甲州」種の問題はある意味日本の諸問題の縮図(その2)

(その1)より続く。 引き続き、パネルディスカッションで討論された内容について要旨を箇条書きにした形で取り上げて行き、最後にまとめとして小生の意見も交えながら締めくくりたいと思います。また長文となってしまいますが、出来るだけ内容を忠実に反映…

「甲州」種の問題はある意味日本の諸問題の縮図(その1)

今年は特別に2回開催された『甲州種ワインを愉しむ会』。前回のVol.1(2009年1月24日開催)では日常の食卓に甲州ワインを合わせて頂くための実践セミナーで楽しくためになる会でしたが、今回のVol.2は同じためになる話でも、産地の未来を占う重要な問題であ…

もう、愛でて喜ぶだけではいけない。

今回の記事は、農家さん・ワイナリーさんだけではなく様々な人の利害が絡んでいます。そして、(小生前々から唱えているのですが)一ワイン愛好家も単に「日本ワインフィーヴァー」を手放しで喜ぶだけではなく、その問題を共有して共通認識を肌で感じないと…

埋もれさせて置くのが勿体無い日本ワイン!〜 我が故郷の自慢の逸品

『合名山 堅下甲州葡萄(2008)』 (カタシモワイナリー・大阪) 過去でも取り上げたように、樽やシュール・リーといった葡萄のニュアンスを変えかねない技(合う葡萄・合わない葡萄とありますが、甲州種には合わないと云うのが小生の持論。)に頼らず甲州ブ…

何があってもおかしくない国よりも、大事なお客さんを国内で開拓する方がよろしいかと。

商標登録:中国で「山梨勝沼」が申請(「毎日jp」より) 商標「山梨勝沼」中国が公告へ(「YOMIURI ONLINE」より) 「山梨勝沼」が中国で公告に 県、異議申し立てへ(「MSN産経ニュース」より) 中国に異議・「山梨勝沼」商標登録で(「asahi.com 〜マイタウ…

それでは、いったい誰のものなのでしょうか?とツッコミを入れたくなります。

「会社は株主のもの」は誤った考え、私になじまない=財務相 (「ロイターco.jp」より) 本来、株式会社は起業者(経営者)に株主が賛同して成立するための出資をし、その有限責任を株主が負っているわけですから起業者(経営者)は株主に対し見返り(配当)…

「ペテン師」と「虚構から夢と希望を紡ぐ人」とは天と地ほどの差があります

村上春樹氏のエルサレム賞授賞式でのスピーチは、琴線に触れると云った陳腐な表現では例えられない人の心への示唆が込められています。 Murakami, in trademark obscurity, explains why he accepted Jerusalem award (“Jerusalem Post”, Feb.15, 2009) 大…

久しぶりに聴いてみたビル・エヴァンスの最期のライブ

私事でありますが色々頭を悩ませていることがありまして、色々と考え事が頭を巡っています。 そういう時には、アッパーな音楽では単に高揚感で陶酔するだけでその場限りの楽しさに終わってしまう。かといって、物悲しげなのはゴメンだし、単なる癒しに逃げ込…

煮え切らない日本の今を移し取ったかのごとし、、、。

結局昨日のW杯予選の対オーストラリア戦はホームに関わらずスコアレスドローになってしまいました。 振り返ってみると、決まりごとに捉われているのかどうか分かりませんがボールの受け渡しが一回持ってそれから繋ぐ感じで、テンポ良く回らない。それに、い…

未来は予測するものでなく、積み重ね・創り上げるもの

同じく、「NBonline〜日経ビジネスオンライン」からの記事で、 日本の未来が見える村 - 長野県下條村、出生率「2.04」の必然 下條村のお話は以前NHKのある番組でも取り上げられていたことがあります。本来の「投資」の意味が、この記事を読むと分かります。…

半可通ではなく、正しく・噛み砕いて伝えることが出来るかが大切

人々は自分が手にするものに対し、そのときの身の丈にあった相応の価値を求めますが、必ずしも合理的な判断だけで全てが決まるわけではないという一つの例です。 脳が語る「不況だから値下げ」の誤りニューロマーケティング〜話題の新手法の実力【その2】 (…

腰痛だいぶ治まってきました

昨年末から悩まされてきた腰痛が引いてきて天気も良かったので、久方ぶりに自転車に跨がって少し長目のサイクリングです。(年末頃は腰が結構つらかったです、、、。もはや、持病と化してるかも?) 去年もちょっとスナップに撮った曽我の梅林の近くにて写し…