ワイン一般

キャッチフレーズからは本質は見えない

世間の食品偽装は今に始まったことではありませんが、このような事件が記憶にあったでしょうが如何思いますか? “入浴剤投入”発覚から4年――白骨温泉・若女将が語る「事件の真相」(前編) (「ITmedia/Business Media 誠」より) この記事をどう取るかは読者…

やはり今の欧州のワイン法は時代に則していないのでは?

クッキーまでにイチャモンつけるのも、どうかしています。 シャンパーニュの名称使用、いまだ決着せず (「ドリンク&ワイン/グルメニュース : YOMIURI ONLINE」より) 同じ「シャンパーニュ」なのですから、名称に貴賎はありません。既得権益を拡大解釈しよ…

単なるシェア争いから見えないもの

ビールのシェア争いに一喜一憂しているこういった記事 1〜3月ビール類 値上げ“時差”で明暗 アサヒとキリン、シェア差拡大 (「FujiSankei Business i.」より) と、日経ビジネスの2008年3月3日号での『電光石火の買収攻勢・キリンがビールを超える日』とい…

2%なんて絶対分からんって!(苦笑)

4月6日に書いた記事の続報ですが、何か訳分からんようになって来てます。 ブレンド疑惑でブルネッロ・ディ・モンタルチーノに騒動 (「ドリンク&ワイン/グルメニュース : YOMIURI ONLINE」より) あらゆる科学的手段使っても、流石にワインからだけでは特定…

リターナブル瓶について補足

以前の記事で出た「ペットボトルのリユース話」中で(追記)に瓶の事を書きましたが、昔キリンビールさんがビール瓶を軽量化したのを思い出したので調べたら、ちゃんと社のWebページで掲載されています。 KIRIN_容器のリサイクル_軽量化への取り組み (キリ…

原料偽装〜高級イタリアワインに疑い

「毎日jp」からですが、ブドウの品種偽装だけでなく、硫酸・塩酸が混入と言う話も報道されているとか。(呆) 続報注視してウォッチしときます。

そういう意味では、ワイン界では葉山考太郎氏のブラックな記事(と「WINE21」)は魅力的だ!

閑話休題、真面目な中にもスパイス(笑)効かせる感じなのは、小生のオトンの影響大ですが、改めて思うのにこういうキャラは適任な人が然るべくなるんでしょうなぁ〜♪ (そんな訳で、ボクは『フォースのバランスを取る方』が好きです。笑) ○関連記事 松木ダ…

これが資本主義

市場経済は「弱肉強食」とよく言われますが、本当は『身持ちを分相応にわきまえる』ということなのです。 相続税で売却されるシャトー対象のファンド (「ドリンク&ワイン/グルメニュース : YOMIURI ONLINE」より) あれだけの威厳を保つにはそれだけの「資…

解析で分かること、『それだけが全てではない』。

科学による様々な分析結果は一つの指標をもたらします。が、、、。 コシヒカリ:先祖はまずいコメ 粘りの源のDNA解析(「毎日jp」より) このように、遺伝子レベルで多様な品種の混交から自然と有用な性質が出現するのです。(と、言っても『人間に都合の…

汝の国のワインを愛せずして、他の国のワインを愛せるだろうか?

そんな訳で、3月25日の記事にも加筆しました。 原点回帰を今の時代に即した形で行うことが、一番筋が通ってます。時代が変われども、普遍的なものはちゃんと直視すれば見つかるはず。 まだまだ、小生の『終わらない旅』は続いてますわ。(笑) (追記) 3月2…

ペットボトルのリユース話ですが、、、

今朝のNHKニュースで引き合いに出されていたのがこの事例。 第2回リユースペットボトルの実験供給を行ないます (「【生協コープやまなし】「コープやまなしニュース」より) ペットボトル再使用の試み 使い捨てせず洗浄(「YOMIURI ONLINE」より) 環境先進…

梯子を外された後のことを思うと、、、。

前にも海外のワインは価格が二極分化して来ていると書きましたが、通貨の不安定に一喜一憂するのはグローバル化した商品では避けられない運命です。 英米通貨の弱さに苦しむ07プリムール (「ドリンク&ワイン/グルメニュース : YOMIURI ONLINE」より) かよ…

ふと「日本のワイン」で思ったこと。(先日の【小連載】の補足)

先日、小連載を終えましたが、もともと技術力の有る日本の農業が「自然な農法」で力を発揮していけば無駄な資源やコストを適宜そぎ落としても場合によってはやって行けるでしょう。 経済事情がのっぴきならない昨今の現状を考えると尚更です。 本来だったら…

【小連載】本当に「日本のワイン」が認知されるためには、、、?(最終回・長編です)

で、そんな経済事情にめげるのでは無く、荒波を上手くかわしつつもたくましく日本のワイナリーが育つことを願いつつ、今回の小連載の締めへと参りたいと思います。(締め故に長文ですが、お許しを。文末にお薦め本も紹介しています。ココをクリック!) (前…

【小連載】本当に「日本のワイン」が認知されるためには、、、?(その2)

難しい話が続きますが、これはいつか歩まねばならぬ道。避けては通れません!そこのところはご理解の上、読んで貰えれば幸いです。 (前回の -その1- は、こちら。) 今日は、前回の予告通り『日本においてワイン法は本当に必要なのか?』というお題で、ワ…

【小連載】本当に「日本のワイン」が認知されるためには、、、?(その1)

最近、日本ワインが注目されるようになっていても、それは本当にマスコミの情報だけでは推し量れないものがあります。単にブームに乗っかるだけや、消費量を増やせばイイ、というものでは無い!と、小生は考えております。そんな訳で、今日から(不定期にな…

優れた物は一夜にして成る物では無い。

篤農家さんの言うてはる事は、突き詰めて行くと古今東西問わず同じである事をお勧め書籍のリンクにも掲載しているこの本(『ヴォーヌ=ロマネの伝説 アンリ・ジャイエのワイン造り』)を読めば分かります。無論、目先の形だけではありません。先人の知恵の継…

何処の産地も考えなくてはならないのも一緒。

流れがいいので、ついでに下記の記事も紹介しておきます。 シャンパーニュ地方が二酸化炭素排出量を発表 (「ドリンク&ワイン/グルメニュース : YOMIURI ONLINE」、2007年2月28日付記事より) 昔の、EUでのワイン産地の保護政策話も含め、こういった事柄も…

「地のブドウ」を真に生かしたパオロ・パネライ氏

キャンティ(キアンティ)と言えばサンジョベーゼという黒ブドウが主原料ですが、星の数ほど醸造家が居ててピンからキリまでというのが現状。そんな中、「土着品種」の王国、イタリアらしく、オリジナル・クローン(原種)の「サンジョベート(Sangioveto)*…

良く調べてから書きましょうね。(苦笑)

ビールの消費量が頭打ちだからという訳で、ワインへ市場を求めるとかの件等は良いでしょう。だけど、「国産の無添加ワイン」に関しては認識が間違ってますね。この記事は、、、。(ちゃんと取材しているのかな???) ワインの需要拡大…ビール各社「弟2の…

そんなんとっくの昔にやってます。

もう、以前に小生山の上でやりましたよ!(笑) 松屋でオーダー、「牛丼とワインください」 (フォレスター社ワイン総合情報サイト「WINE21」より。このサイトは面白く、「上から目線光線」が出ていないので好きです。)

で、お口直しにこちらの本も!

いやぁ〜、小生にとって2007年3月3日の記事で紹介した『今日からちょっとワイン通』と並ぶ面白オカシイワイン本です。(笑) 『ワイン常識がガラリと変わる本―ワインと料理は二人三脚』 (渡辺正澄・藤原正雄共著) この本の良い所は、学者さんなのに権威主…

(書評)誰かさんのように「不都合な真実」を『都合のいい様』に用いるのはいかがなものか?〜真に「食と農」の行方を案ずる一農経済学者の渾身の力作『日本の食と農・危機の本質』

Amazonの紹介文にて 食の安全・安心、都市と農村の交流、企業の農業参入、農村環境保護、、、といったスローガンを声高に唱えながら、日本人は自身の食生活には驚くほど無頓着、なおかつ優良農地の転用・人為的損壊にも無関心。なぜ日本人は病理的矛盾から目…

『本質』に近づくことは難しいけれど、、、。

最近、ワインセラーで有名なフォレスター社のワイン情報サイト「WINE21」で、ちょっとした記事があったので、小生なりに読んで見ました。 <その1> バラ色の広告は3万ユーロの罰金(2008年1月29日に掲載) ワインの広告は結構イメージ戦略で責めることが多…

最近の話題からちょっと考えてみました

<その1> 環境問題を意識したワイン造りということで、 ボルドーワイン委員会、温室効果ガス削減の研究へ(「ドリンク&ワイン : YOMIURI ONLINE」より) という試みが為されるそうですが、そもそも農業自体が「環境」を意識せずともその恵みを生かしている…

ドンペリが可哀想や、、、。

余りにも豪傑かつ痛快なんで、思わず載せちゃいました。(苦笑) ドンペリ飲んで豪遊、37万円無銭飲食の16歳少年を逮捕 (「Yahoo! Japan ニュース」より) 当然、この少年はしかるべき罰を受けるべきなのは言うまでもありません。 しかし、「ドンペリ」…

久方ぶりに手料理で、、、

最近気持ちの余裕が出来たので、お世話になっている「かのやさん」で一本ワイン買ってポトフ造りました。鶏の手羽先に野菜のお出汁だけでブイヨン一切無し。でも美味かったなぁ〜♪(チョット自慢・苦笑)ちなみに、ワインは○「Teresa Raiz Le Marsure Pinot …

こういう本も出ています。

最近は、豊富な写真に図版入りのワイン解説本が多く出ています。雑誌でもよく特集が組まれたりとか、、、。 そんな中、あの『ワインツーリズム山梨』(いつもお邪魔させて頂いてます。)も紹介され日本のワインにもスポットを当てているのが、『ワインの基本…

うーん、考えさせられます、、、。

前に、『海の向こうでも厳しい現実が』や『まるでデジャヴやったなぁ、、、。』という記事で、ワインの本場の欧州でも農政が抜き差しならぬ状況とお伝えしましたが、続報が入ってきました。 EUワイン産業改革案、妥協した形で承認 補助金農政と言えば小生も…

ここ最近買った本

○『日本ワインを造る人々(2) - 長野県のワイン』 2006年9月24日記事で取り上げた山本博氏が記した日本ワインのシリーズ本の第2弾です! この本の前書にも書かれている通り、本来なら不可分なはずの『ワイナリーと農家の関係』をテーマに著者なりの考えを、長…