ワイナリー訪問記

今年も熱い生命力をみせる古木の堅下甲州〜カタシモワイナリー訪問

GWの帰省時にはまずはココを訪れなければなりませぬ。小生の故郷の老舗、カタシモワイナリー(カタシモワインフード)さんです。 この日は朝から晴れ渡り、朝の9時半頃にワイナリーを訪れた頃には、もう汗がじわりと出てくるほどの暖かさです。社屋に着きま…

一人の画家&エッセイストの真摯な夢から育った人々の「もてなし」の場〜ヴィラデスト・ガーデンファームアンドワイナリー訪問

千曲川を真下に望む東信地方の一角に、単なる物見せでは無く「真面目に遊びに興じる『大人』(←実年齢というより、精神年齢がという意味。念のため。)」がおもてなしを求め、多くの方々で賑わうのが玉村豊男氏が自ら興した「ヴィラデスト・ガーデンファーム…

パワーアップした鬼蔵巡りツアー(「ウィークエンド・ワイン蔵めぐり」に参加して)

最近、山梨では新興ワイナリーの誕生(2008年1月10日記事参照)や、様々な県産ワインを考える催し(2008年2月1日記事、ならびに2008年2月9日記事参照)に見られるように、ルネッサンスと称すればよいのでしょうか?機運が高まってます。(EUへの輸出話も有り…

津金の蒼き空の下にて、、、。

韮崎近辺に車を置き、小生は自転車にてBEAU-PAYSAGEさんの畑へと向かいました。近くのおいしい学校でのパン屋さんで腹ごしらえして暫く待つと、岡本英史氏と畑にて約2年ぶりに再会することが出来ました。 以前の訪問記(2006年3月27日)でも記しました様に、…

堅実さと独自性のバランスを「ええ塩梅」に取っている総合酒造メーカー〜本坊酒造「マルスワイン・山梨ワイナリー」訪問

以前より催されている勝沼ぶどう郷YHワイン会(2006年5月27日記事、および2007年5月26日記事参照。)には、かねてより登場し何気に注目(特に、「ペティアン・ド・マルス」は驚きました!)していた本坊酒造さんは、焼酎好きな人では名の知らない人はいない…

「日本のワインの理想郷」を訪ねて〜サントリー登美の丘ワイナリー訪問

本州では髄一の園場面積を誇る登美の丘ワイナリー、今回、小生が申し込んだ「技師長が語る特別ワイナリーツアー」に参加する事となり、訪問と相成りました。 登美の丘ワイナリーは、単独での農場面積では北海道ワインさんの「鶴沼ワイナリー」に次ぐ150ha(…

次代への礎となって赤湯のワインの一翼を担う東北の最古参〜酒井ワイナリー訪問

平安時代から続く由緒正しき温泉で、米沢上杉家の御殿湯としても重宝された赤湯温泉街の一角に東北一の最古参、1892年(明治25年)創業の酒井ワイナリーさんがお店を構えてます。駅前通りより一歩入った烏帽子山付近の温泉宿が軒を連ねる中、『山三印』の大…

まほろばの郷を一大ワイン産地として進化させた地域に根付く新興ワイナリー〜高畠ワイン訪問

果樹栽培で有名なまほろばの郷、高畠町。そこでは1990年に産まれた新興ワイナリー・高畠ワインさんが街の顔として貢献しています。実は、2002年に登山で山形訪れた後に一度寄ってますが、この時はワインの購入のみ。今回チャンとした見学で5年ぶりに訪問しま…

山形ワインの今を象徴する二つのワイナリーを訪問

まずは「晴れてよかった。(ホッ)」 トンボ帰りでしたが、今回は時間捻り出して行った甲斐のあった旅です。昨晩はワインフェスティバル、今日は輪行袋で持って来たチャリで高畠さんと酒井さんにお邪魔しました。無事に帰ってきてなによりです。 日本のワイ…

塩尻ワイナリーフェスタを存分に堪能す

あっという間に台風が太平洋岸を抜けてカラリと晴れ渡った日曜日、この日は『ワイナリーフェスタ』が塩尻で開催されましたので参加して来ました。 在塩尻の全ワイナリーが協賛して市が主催するこのイベントは、いわば「合同収穫&新酒祭り」、一会場で集結す…

オブセワイナリー醸造体験ツアーに行って来ました!

今回の土日は一路信州へと赴きました。目的は、オブセワイナリーさんで開催される『収穫醸造体験ツアー』への参加です。あれ〜!「収穫」の二文字が↑の見出しで抜けていると思われた方もいらっしゃるでしょうが、この日はあいにくの雨模様。泣く泣く室内のみ…

おやじさんの小さな夢に支えられたローカル・ミニワイナリー〜マルサン葡萄酒訪問

酒折さん見学後はめいめい別れてその後ぶどうの丘から自転車に改めて跨りました。そして、午後の訪問先にへと向かいました。 勝沼の上町の交差点を西に向かうと「若尾果樹園」という看板が出てきます。普通なら勝沼に普通に存在するぶどう園と見間違うこのお…

シャトー酒折さんにてじっくりと吟味

今、マスカットベーリーAの樽熟成で熱い注目の眼差しを注がれているシャトー酒折さん。善兵衛さんの意図したワイン用葡萄のポテンシャルを発揮させたワインをリリースし、甲州に次ぐ第二の柱としてワイナリーの屋台骨を支える存在に成長しています。 今回、2…

「ミュラーは僕にとっての初恋の人」・いとしのブドウと自然体で向き合い13年〜松原農園訪問

小樽よりJRで約2時間、ニセコよりも西方の日本海にほど近い地に蘭越町と言う小さな町があります。そこに口コミとネットでその存在がじわじわと浸透しつつあるちょっとしたブドウ農家さんがあります。松原農園さん(6月17日の日記参照)です。 畑は町を望むな…

ワインに惚れ込んだ北海道を愛する人々が咲かせた大輪の花〜北海道ワイン&鶴沼ワイナリー訪問

小生の訪問記に先立ちまずはこれ(↓)を読んで下さい。万人必読です。 私のなかの歴史 『大地に描くワインの夢』 (北海道新聞夕刊連載、北海道ワインさんWebサイトにリンク) 掲載許諾期限が2007年12月31日までなので、早めに読んで下さい。 (追記:残念な…

ボルドーの伝統と名家の歴史が紡ぐ〜渡邊葡萄園醸造(那須ワイン)訪問

創業1884年(明治17年)、日本有数の歴史を持つ伝統のワイナリー・那須ワインさん。那須山麓の高原の黒磯に近い所に居を構え、小規模に徹しこつこつとワインを造り上げています。初代が那須野に入植し、開墾を進めた際に政府の殖産政策にならってブドウを植…

やっぱり熱いよ社長さん!〜カタシモワイナリーにてラインガウ甲州と堅下甲州ぶどう(2006)の比較試飲

で、午後はいつもお世話になっているカタシモワインフード(株)の高井社長さんの所へ伺いました。 まずは、社長さんと社屋にて歓談。最近社長さん自ら山梨や長野のワイナリーへ精力的に足を運びその時の話を始めいろいろなお話を沢山聴かせて貰えました。(…

『静かなる主張』の中に垣間見える熱い想い〜飛鳥ワインさん訪問

以前の「ヌーボーフェア」の記事で紹介しました大阪5大ワイナリー。その一つである飛鳥ワインさんを今回は初訪問しました。そのレポをまとめました! 近鉄南大阪線・上ノ太子駅下車歩いて3分の所に社屋があります。(「仲村わいん工房」さんの近くですね。)…

2回目の鬼蔵巡り&買い物ツアー!(二日目)

いつもの定宿、勝沼ぶどう郷YHにて宿泊したボクは、度々お邪魔してます菱山中央醸造さん→シャトー酒折さんの植樹祭に招待されました→「大御所」丸藤葡萄酒工業さんの蔵巡りツアー午後の部で締め、という段取りで当日回りました。 <菱山さん> 丁度この日は1…

2回目の鬼蔵巡り&買い物ツアー!(一日目)

本日のメニューは、イケダワイナリーさん→勝沼醸造さん→山梨ワインさん(蔵巡り午前の部)→パンテーブルさん→金井醸造場さん→旭洋酒さん→原茂ワインさん(蔵巡り午後の部)と自転車で全部回りました。大阪よりワイン確保指令(苦笑)が下ったので買い出しも…

小布施へ行ってきました!

もう半分衝動で、約1週間前にオブセワイナリーの曽我彰彦氏による「メーカーズガイド」、1年ぶりに申し込みました。そうしたら、トントン拍子に話が進み、宿の方もYH好きならご存知の素敵なおぶせの風YHも予約出来てラッキー! 年度末ですが、ヤマも越えたこ…

いぶし銀の存在から一歩一歩と高みを目指す古豪〜原茂ワイン訪問

「勝沼のワイナリーってどんなトコがあるの?」と聴かれて大手以外で真っ先に思い浮かぶのが、丸藤さん・中央さん・勝醸さんの所謂『御三家』ですが、負けず劣らずの地位を占めかつ地元に根ざした歴史あるワイナリーは昨日訪問した大泉さんやシャトー勝沼さ…

年月の重みをひときわ感じるワイナリー〜シャトー勝沼訪問

続いての訪問は、1877年(明治10年)に「今村葡萄酒醸造場」が前身として創業されたこちらも勝沼も歴史の長いワイナリー、シャトー勝沼さんです。 ブドウ伝来伝説で有名な大善寺が近く、またワイナリーそのものが鳥居平という立地条件に恵まれた所にあり、売店…

時代に即した「地酒」のあり方を追求する〜大泉葡萄酒訪問。

記憶に新しい第5回甲斐Vin 2006ワインセレクション。その、白ワインの部にて辛口・甘口共に入賞(辛口=「Grand fontene イズミ(2005)」が3位。甘口=「甲州新酒(2006)」がなんと1位! 2006年11月23日記事参照。)を果たした大泉葡萄酒さん。地味な存在で…

ナチュラルファーム・グレープ&ワイン(『比賣比古(ヒメヒコ)ワイン』)さん訪問

カタシモさんの本拠地である柏原市太平寺。そこより山手に上がり「高尾山」と称される小高い山の上にヒメヒコさんのゲストハウスが立っております。そこからの大阪平野の眺望は絶景で、併設されたレストランではワインを頂きながらの食事も楽しめ、おもてな…

菱山中央醸造で仕込みのお手伝いです。

山梨の勝沼では数少ない現存する「ブロック・ワイナリー」である菱山中央醸造さん。有名ソムリエである田崎真也氏が一目置くこのワイナリーへ今回はワインの仕込みのお手伝いでお邪魔させてもらいました。 「ブロック・ワイナリー」とは、農家がブドウを持ち…

伊豆ワイナリー・シャトーT.S訪問

関東近郊の観光地としては最もバラエティーに富み充実した所といえる伊豆の地に一件の秀麗なワイナリーがあります。そのワイナリーとは、中伊豆の修善寺近くに居を構える伊豆ワイナリー・シャトーT.Sさんで、親会社が供食サービス&カラオケ業(と、一時期野…

「家族の心がこもった妥協無きワイン造りを目指す」kidoワイナリー訪問

日本のワイン界のこれからを担う「ウスケボーイズ」の皆様。それぞれの考えと想いを胸に四者四様のワイン造りを模索し、切磋琢磨しながらもよき仲間として年月を経ても交流を続けています。これまで、 「小布施酒造(オブセワイナリー)」(曽我彰彦氏、2006…

五一わいんさんでお買い物&ワインな夜に乾杯

で、帰りには塩尻を通るので、今回も懲りずにワイナリー巡りとワインバーが駅前に最近オープンしたことを耳にしていた(kidoワイナリーさんのWebページ、「kidoダイアリー、2006年3月25日の記事」参照)ので、是非寄りたいと思い、夕食はそちらで頂きくつろ…

「”こころみ”の名の下、現実と真摯に対峙する」ココ・ファーム&ワイナリー訪問

一日間を置き、夏季休暇ワイナリー巡りの4軒目、もう一つ訪問を待望していたワイナリー、ココ・ファームさんを訪れることになりました。 私がここを訪れたい動機となった理由は色々ありますが、NHK出版の教育テレビのテキストバックナンバー「知るを楽しむ・…